かつてスワン川流域には数多くのアボリジニー(オーストラリア先住民族)が住んでいましたが、1829年にジェームズ・スターリン総督率いる開拓団が入植を開始し、パースの町の基礎を築きました。
1856年にパースは市となり、1890年代には、クールガーディーやカルグーリーボールダーなどの地域で金が発見され、大規模な開発が進みました。1901年、西オーストラリア(WA)は植民地からオーストラリア連邦の州へと移行し、パース市は州都となりました。「パース」の名はスコットランドの都市名に由来するといわれています。
1901年にはフリマントル港が開港、1917年には大陸横断鉄道が開通し、更に経済が活発になりました。現在はその活気ある経済と、暮らしやすい地中海性気候、都会でありながらリラックスできるライフスタイルが人気で、日本やアジアからの留学生は他都市より比較的少ないですが国際色豊かな都市となっています。
季節 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 |
平均最高気温 | 19℃ | 21℃ | 25℃ | 27℃ | 31℃ | 31℃ | 29℃ | 24℃ | 20℃ | 18℃ | 17℃ | 17℃ |
平均最低気温 | 10℃ | 11℃ | 14℃ | 16℃ | 18℃ | 18℃ | 17℃ | 14℃ | 11℃ | 9℃ | 9℃ | 9℃ |
服装 | 10月頃までは日中も長袖が必要。朝晩は気温が下がるため、ジャケットなどを持ち歩いた方が良い。 |
日中は半袖で過ごせるが、朝晩は気温が下がるため、夜は薄手の長袖があると快適。 |
4月頃まで日中は半袖で過ごせることもあるが、朝晩は気温が下がるため、基本的に厚手の長袖(薄手のジャケットやセーター)と長ズボンが必要。 |
日中も厚手の長袖やジャケットと長ズボンが必要だが、朝晩は更に気温が下がるので、厚手のコートが必要。パジャマも厚手の服の方が良い。 |
パースの人口 | 2,022,044人 |
州面積 | 2,529,875 km² |
日本との時差 | -1時間(サマータイム無し) |
主な産業 | パースを含むWA州では鉱物や天然資源にかかわる産業が盛ん。天然資源開発のために商社や電力・ガス会社などの日系企業の拠点も多く進出している。パースの郊外では農業やワイン生産も行われている。 |
フライト |
日本からの直行便なし。シドニーやケアンズ、ゴールドコーストで乗り継ぐ必要あり 2019年9月に成田直行便が就航予定。 |
所要時間 |
13~20時間 |
空港名 |
パース国際空港 Perth International Airport |
パース空港からシティへ行くには、シャトルバス、路線バス、タクシーを使うのが一般的。荷物が多い人はシャトルバスの利用が便利ですが、行き先がホテルとなるため注意が必要です。タクシーでも40ドル程度なので、複数人の場合はシャトルバスより割安となります。最も安価な手段は路線バスです。
エアポート・シャトル |
国際線と国内線のターミナルからそれぞれ、市内の主要ホテルに向かうエアポート・シャトルバスが出ている。フライト時間に合わせて運行。国際線ターミナルから利用する場合は、料金18豪ドルで市内までは約40分。国内線ターミナルから利用する場合は、料金15豪ドルで市内までは約40分。 |
路線バス |
国内線ターミナルからは市営バスの37番のバスが市内の中心に向けて毎日運行している。エスプラネード・バス・ポート、ヴィクトリア・パーク・トランスファー駅、ベルモンド・フォーラム・ショッピングセンターなどを経由し、キングス・パークまで行く。空港〜市内の路線バス料金は約5豪ドル。 |
タクシー |
乗り場は国際線、国内線ともに、それぞれのターミナルの正面玄関前にある。国際線、国内線ともに市内までは約30分、料金は40豪ドル程度。空港発の場合、別途2豪ドルが加算される。 |
レンタカー |
国際線、国内線の各ターミナルの1階にレンタカー会社のカウンターがある。空港から利用できるのは以下の5社。 エイビス(Avis) ℡ 08-9477-1302 ハーツ(Hertz) ℡ 08-9479-4788 バジェット(Budget) ℡ 08-9277-9277 スリフティ(Thrifty ) ℡ 08-9464-7333 ヨーロップカー(Europcar) ℡ 08-9226-5033 |
トランスパース(路線バス、電車、フェリー) |
「トランスパース」はパースの公共交通機関で、バスや鉄道、フェリーを運営している。この3つの乗り物は1種類のチケットで利用できる。料金はゾーン制で、距離や時間に応じて8つのゾーンに区分されている。市の中心から郊外へ放射線状に0から8までのゾーンが決められており、移動したゾーン数に応じて料金を支払う。 チケットの有効期限は1~4ゾーンが発行後2時間、5~8ゾーンが発行後3時間。時間内であればゾーン内の移動は自由にできる。また、市内中心部の0ゾーンは無料で移動できる。 チケットにはほかに、15~25%の割引き料金で乗車できるスマートライダー(プリペイドICカード)がある。10豪ドルでカードを購入し、事前に料金をチャージして使用するシステム。 割引タイプのチケットは、トランスパース・インフォメーション・センターや新聞スタンドで購入できる。 |
キャットバス | パースとフリーマントルの中心部で運行している完全無料のバス。パース市内では行き先ごとに黄色、青、赤とカラーで分けられている。 |
タクシー | パースには基本的に流しのタクシーがいないため、駅や空港、ホテル、ショッピングモールなど主要拠点のタクシー乗り場から乗車する。または、以下の主要タクシー会社に連絡。
Swan Taxi(Tel:13 13 30) |
レンタカー | 近郊へ足を伸ばしたり、滞在中の行動範囲を広げるならレンタカーが便利。空港にも大手レンタカー会社の窓口がある。料金は時間制で設定されており、走行距離無制限の場合がほとんど。 |
*公共交通機関は「平日」「土曜」「日曜・祝日」で運行時間が異なります。
ニュー・イヤーズデー New Year’s Day |
毎年1月1日 |
オーストラリア・デー Australia Day |
毎年1月26日 |
レイバー・デー Labour Day |
3月第1月曜日 |
グッド・フライデー Good Friday |
オーストラリアの秋分の日以降、最初の満月が出た次の金曜日 |
イースター・マンデー Easter Monday |
オーストラリアの秋分の日以降、最初の満月が出た次の月曜日 |
アンザック・デー Anzac Day |
毎年4月25日 |
ウェスタン・オーストラリア・デー Western Australia Day |
6月第1月曜日 |
クイーンズ・バースデー Queeen’s Birthday |
9月最終週の月曜日 |
クリスマス・デー Christmas Day |
毎年12月25日 |
ボクシング・デー Boxing Day |
毎年12月26日 |
*祝日は年毎に日付が変わるものもあります。
シティの1人部屋 | 170豪ドル |
シティの4人相部屋 | 130豪ドル |
オーストラリアの他都市に比べ、給与が高く家賃が安いことで知られるパース。シェアハウスの場合、シドニーなどの大都市と同じ金額を払えば、便利な立地や新しい物件に住むことが可能です。パース・シティのオウンルーム(1人部屋)でも、シドニー・シティのシェアルーム(相部屋)と同程度の家賃であることもあり、パースの住環境とコストパフォーマンスは良いといえます。
履歴書(レジュメ)を作成して店や会社に配って歩く方法と、下記のサイトなどで探し、オンラインで申し込む方法、人に紹介してもらうなどの方法がある。仕事探しの方法を詳しく知りたい方はこちらの記事へ。
日本語サイト | 英語サイト | |
家探しサイト | パース通信 | Flatmates.com.au |
仕事探しサイト | 日豪プレス | SEEK |
14/29 Station St, Subiaco WA 6008 |
|
Shop 26,Crossways Shopping Center,180 Rokeby Rd, Subiaco WA 6008 |
|
13 Fitzgerald St, Northbridge WA 6003 |
|
Yee Seng Oriental Supermarket |
Mega Blacks Business Centre, 36 Hulme St, Myaree WA 6154 |
47/188 Newcastle St, Perth WA 6000 |
オーストラリアは世界の中でも治安の良い国と言われますが、パースも日本よりは犯罪が多いと考えておきましょう。過去10年にわたりパースはリタイアした世代や富裕層などの移住先として人気が高まり、人口増加に伴い犯罪発生率も以前よりは上昇傾向にあります。
WA州警察のデータによると、パース・シティ中心部、アーマデール(Armadale)、フリーマントル(Fremantle)などは、パースのその他のエリアと比べると犯罪発生率が高く、ひったくり、空き巣、車上荒らし、薬物関連の犯罪などが起きています。殺人などの重犯罪の発生エリアとしては、パース・シティのほか、ノラマーラ(Nollamara)やバッキンガム(Rockingham)、バルガ(Balga)などが上位となっています。
逆に、パースの海沿いなどの高級住宅エリアは治安の良い地域として知られているため、安心して暮らすことができそうです。パースに限ったことではありませんが日没後は暗い道を1人で歩かない、電車やバス内でのトラブルが発生しやすい夜間などを避け早めに帰宅する、所持品を放置しないなど、海外生活ならではの工夫をすれば安全に過ごすことができます。
パース・シティの中心地は、数時間で歩いて回れるこぢんまりとした広さです。スワン川の北岸がシティ、南岸がサウス・パースとなっています。川沿いには水と緑の美しいキングス・パークをはじめとする公園が広がり、シティの中心ではヘイ・ストリート・モールとマレー・ストリート・モールという歩行者天国のショッピング街と、いくつものアーケードで買い物や散策を楽しめます。デパートやレストランなども充実しており、ラーメン店や日本食店もあります。
パースで一番の繁華街は、パース駅北側のノースブリッジ。有名なパブや世界各国料理のレストラン、カフェがあり、週末の夜などは特に賑わいます。また、スワン川の南岸には高級住宅街が広がっており、おしゃれなエリアです。
パース郊外には夕日や星空で有名なピナクルズ(ナンブルグ国立公園)や、ワイナリーで有名なマーガレットリバーなども。パース西部は白砂のビーチとインド洋が広がり、オーストラリア人にも人気のリゾート地です。歴史ある港町フリーマントルの沖合にはインド洋の宝石と呼ばれるロットネスト島があり、一度は訪れたい美しい島として知られています。
美しい西オーストラリアの州都、パースのスカボロービーチから徒歩5分のところに位置するレクシス・イングリッシュ・パース校。ヨーロッパや南米の学生が多く、フレンドリーな中にもしっかり英語が学べる環境。ケンブリッジ検定対策コースは特に人気で定評あり。
「世界で一番美しく住みやすい街」と言われる西オーストラリアの州都パース。そのシティーの中心部に位置するMilner International College of English は、歴史の長い老舗の語学学校です。アットホームでアクテビティも多く、国籍バランスの良い人気の学校です。ケンブリッジ検定コースに特に力を入れており、しっかり勉強したい方におすすめす。
Navitas Englishは、シドニーハイドパーク、マンリー、パース、ブリスベン、ダーウィンにキャンパスを構える大規模な語学学校です。講師陣もしっかりとしたキャリアを持っていて、質の高い授業を受けることができます。オーストラリアにある60校以上の大学・専門学校と連携をしていて、大学進学や専門学校の進学にも強い学校です。
Kaplanは、英語圏主要6ヶ国に展開しており世界的に知名度の高い語学学校です。教育・研修企業として80年以上の歴史があり、独自の教育メソッドを開発し、確実な英語力向上を目指しています。 General Englishコースの他、大学進学コースや集中IELTS試験対策・ケンブリッジ英検対策など、目的に合わせたコース選択が可能です。