皆さんは世界遺産をご存知ですか?日本では富士山が有名ですよね。今回はオーストラリアにある貴重な世界遺産をご案内したいと思います。
オーストラリアは日本の約21倍という広大な大地と自然が豊かな国です。そんなオーストラリアならではの世界遺産が数多くあります。
その中から【厳選4カ所!】をご紹介します。オーストラリアに来たからには見行かないと絶対損ですよ!
世界遺産とは、ユネスコ(UNESCO)で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて世界遺産リストに登録された、遺跡、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ、移動が不可能な土地、建造物などが対象となっています。
世界遺産リストの作成や審議は異なる地域と文化を代表する国21カ国で構成される「世界遺産委員会」が年に1回開催されています。
そして「危機遺産リスト」が設けられています。自然災害や人災で景観や、建物が傷ついたり、修復の必要や保護が求められるものが登録されます。
危機から回復した場合は解除されます。でもその後「価値を失った」と判断されると世界遺産からの登録が抹消されてしまいます。
オーストラリアで絶対に行っておきたい世界遺産を厳選してみました!
登録年:2007年
分類:文化遺産
場所:Bennelong Point, Sydney NSW 2000
アクセス:サーキュラー・キー駅から徒歩で約10分
オーストラリア・シドニーにある20世紀を代表する近代建築物です。
現在世界遺産の中でも最も新しい建造物です。
1956年の国際設計コンペで、32カ国233件の応募作品の中から選ばれたのは、当時無名だったデンマークの建築家ヨルン・ウッツォンです。
独創的なデザインと構造設計の難しさから、工事は予定より大幅に遅れました。
1959年に着工したのですが、なんと竣工までに14年の歳月と約1億2000万オーストラリアドルの総工費を要しました。
美しい白い屋根の曲線には約105万6000枚ものスウェーデン製の陶製タイルが使われているそうです。
内部は、大小5つの会場に分かれています。
オーケストラの演奏会などが行われ、世界最大規模の機械式パイプオルガンもあるコンサートホールがあります。
オペラが行われるオペラ劇場。ミュージカルや演劇などが行われるドラマシアター。プレイハウス、ピアノ演奏会など小規模な演奏会が行われるスタジオシアターがあります。
他にも内部にレストランやバーが併設されています。オペラハウスで公演を見なくても、利用できます。美しい夜景を見ながらディナーやドリンクを楽しめます。
登録年:1987年・1994年
分類:複合遺産
場所:Lasseter Hwy, Uluru NT 0872
アクセス:アリス・スプリングスから約45分、ケアンズから約2時間20分(カンタス航空直行便利用の場合)空港からエアーズロックリゾートまでは無料シャトルバスもあります(約15分)
オーストラリアのシンボルとして親しまれています。世界で二番目に大きな一枚岩です。高さ約350m、全長約3,400m。「世界の中心」や「地球のへそ」とも言われています。
「エアーズロック」という名称は1873年、イギリスの探検家ウィリアム・ゴスが探検行の途中で発見し、当時の南オーストラリア植民地首相、ヘンリー・エアーズにちなんで名づけたものです。
ウルルはもともと6億年前の8000m級の山脈だったそうです。
山脈に流れる川と長年の浸食によって山脈は土砂になり、それが固まって今のウルルになっています。ウルルの地表部に出ているのは本来の姿の5%でしかないそうです。
大自然の偉大さを感じられるウルルでぜひ行って欲しいのが、朝日の出と太陽が沈む夕日の時間です。
太陽の光によって刻々と岩の色が変化していく姿は言葉にできない神秘さと美しさです。
photo credit: giu205 2012Auaralia(2012-08-11)193 via photopin (license)
天候が良ければウルルの頂上に登ることもできます。往復で約2、3時間です。
晴れでも風が強いと危険なため登れない時もあります。またアボリジニーにとっては非常に大切な聖地です。宗教的な行事をしている時は登山禁止になります。
アボリジニーは大事な聖地に人がむやみに登るのをよく思っていません。元々アボリジニーの文化では登山禁止でした。登山を全面禁止にしようという動きもあります。
しかし貴重な観光資源なので仕方なく登山を認めているというのが現状です。
ウルルから西へ約30km。ウルルとともに1987年に自然遺産に登録されました。その後先住民アボリジニ文化が見直され、複合遺産となりました。
一般的にはオルガ山(Mount Olga)と呼ばれています。
photo credit: Paolo Rosa Kata Tjuta via photopin (license)
ウルルは巨大な一枚岩ですが、カタジュタは36の岩で構成されています。アボリジニの言葉で「たくさんの頭」を意味します。
アボリジニの大切な聖地の一つです。現在も観光で許可されているエリア以外、女性は立ち入り禁止だったり、撮影が禁止の場所が多くあります。
photo credit: Alberto.. Three via photopin (license)
「マウント・オルガ」「マウント・ギー」「マウント・ウルパ」「リル・ウォール」の4つの大きな美しい岩があります。見る場所で色々な姿を見ることができます。
「マウント・オルガ」はウルルよりも標高が高く約500mもあります。ウォーキング・コースもあり、遠くから見るのとはまた違った岩の姿を間近で見ることができます。
大きな岩の間を歩きながら大自然を感じられるのでオススメです。
登録年:1981年
分類:自然遺産
アクセス:ケアンズ、シドニー、ブリスベン各地から国内線やツアーがあります。
グレート・バリア・リーフはオーストラリアの北東岸、クイーンズランド州の東岸に広がる世界最大のサンゴ礁群です。
全長約2,600km以上の長さがあります。なんと日本列島の面積と同じくらいの広さがあります。
海の透明度が高く、世界中のダイバーに絶大な人気のスポットでもあります。
グレートバリアリーフは宇宙からも見れるほど広大な珊瑚礁です。
その広大なサンゴ礁にはカクレクマノミ、アカウミガメ、マンタやサメなど様々な海洋生物たちが生息しています。ダイビングやシュノーケリングが年中楽しめます。
photo credit: FaizAsh Nemo? No, this is Larry. via photopin (license)
観光地で有名な「グリーン島」はサンゴ礁が隆起してできた島です。その美しさは「ケアンズの宝石」とも呼ばれています。
photo credit: Turkian Vietnamese fishing boat on the south china sea via photopin (license)
もう一つ有名なのが「ハミルトン島」。ハート形のリーフを飛行機やヘリから見るツアーが人気です。
photo credit: krossbow Any woman who thinks the way to a man’s heart is through his stomach is aiming about 10 inches too high. via photopin (license)
photo credit: Daniel Sallai Dove Lake via photopin (license)
登録年:1982年、1989年
分類:複合遺産
場所:タスマニア
アクセス:シドニー、メルボルン、ブリスベンからは国内線で行けます。ロンセストンまたはデボンポートへ向かいます。クレイドル・マウンテン国立公園へはロンセストンから車で約2時間30分です。
photo credit: glennlewisphotography Honeymoon Bay (3to1) via photopin (license)
オーストラリア大陸の南方に位置する「タスマニア島」。島という名前ですが北海道とほぼ同じくらいの大きさがあります。
珍しい動物や固有生物が多いオーストラリア大陸。そのオーストラリア大陸から氷河期にタスマニア島が分離しました。
photo credit: f.rohart Tasmanian Devil via photopin (license)
そのためタスマニア島には、さらに独自の進化を遂げた固有生物が多く生息しています。
哺乳類なのに卵を産むカモノハシなどとっても珍しい動物が進化し生き続けています。タスマニアンデビルも有名ですね。他にウォンバットなどもいます。
photo credit: kris.mccracken Wombat spotting #18, Cradle Mountain National Park via photopin (license)
約3万年前の氷河期時代のアボリジニのステンシル技法で書かれた壁画や、石器などが発見されました。
1982年に「タスマニア原生地域」として複合遺産に登録されました。考古学的にも非常に貴重な場所でもある。
photo credit: Steven Penton Horseshoe Falls via photopin (license)
島の約2割が豊かな原生地です。氷河が浸食した独特の景観を楽しめるクレイドルマウンテン=セントクレア湖国立公園/サウスウエスト国立公園など5つの国立公園が含まれます。
樹齢2000年以上の巨大な木や、ナンキョクブナなど大昔から脈々と続く大自然を感じられます。
広大なオーストラリアにはまだまだ様々な世界遺産があります!世界遺産は人類が共有しながら大切にするべき財産です。
そして皆さんが海外に出て現地の文化や歴史、自然に触れるのは素晴らしく貴重な経験になります。
観光地巡りやショッピングの他にもオーストラリアの世界遺産を是非訪れてみてください。
その他にもオーストラリア情報や気になることがあればお気軽にお問い合わせください!
画像出展:photo credit: Rambo2100 Vivid tortoises via photopin (license)
地図出典:Goglemap
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