【オーストラリアの首都キャンベラ】シドニーから日帰り観光旅行してきた!

「オーストラリアの首都はどこ?」と聞かれて思い浮かべるのは、シドニーやメルボルン・ゴールドコーストといった、日本人にとっても観光地として有名な都市ではないでしょうか。しかしオーストラリアの首都は「キャンベラ」です!

今回、シドニーに在住する私が日帰りでキャンベラへ観光に行ったので、豊かな自然と文化が調和した都市キャンベラの魅力をお伝えします。

オーストラリアの首都「キャンベラ」

キャンベラの基本情報

  • 正式名称:Canberra
  • 人口:約42万人(2018年6月時点)
  • 面積:814.2平方キロメートル
  • 日本との時差:+1時間(サマータイム時【10月~翌4月】は+2時間)

オーストラリアの首都キャンベラはニューサウスウェールズ(NSW)州エリアの一つで、シドニーから南西に280キロメートル、メルボルンから北東に660キロメートルの場所に位置しています。

キャンベラの気候

オーストラリア南東部の内陸部に位置するキャンベラは、四季がはっきりと分かれた気候が特徴です。

※キャンベラ市内の年間最高気温・最低気温および年間降水量

参照:オーストラリア政府観光局 オーストラリアでの休暇・旅行情報

夏のキャンベラは、内陸部に位置するため湿度が低く、また年間の平均最高気温も28℃であるため快適に過ごすことができます。冬は平均気温が1℃~12℃と寒く、朝晩は氷点下まで冷え込みます。市内中心部での降雪は稀ですが、近くの高山ではスキーなどのレジャーを楽しむことができるほど雪が降ります。

年間を通して曇りの天気が多いですが、-5℃以下、または35℃以上の気温を記録することは一年を通じて滅多にありません。

キャンベラの歴史

キャンベラがオーストラリアの首都として選ばれたのは1908年です。これには、オーストラリアの二大都市であるニューサウスウェールズ(NSW)州のシドニーと、ヴィクトリア(VIC)州のメルボルンが首都争いを行ったという歴史的な背景があります。

オーストラリアは18世紀以降、イギリスから植民地支配を受けていました。しかし1901年1月1日に連邦制国家が成立し、イギリスから事実上の独立を果たしました。オーストラリア連邦の誕生に伴い新たな首都を決めることになりましたが、シドニーとメルボルンのどちらを首都とするか、両者の間で激しい対立が続きました。お互いの都市が首都にしたいと譲らずなかなか結論が出ない中、協議の末、シドニーとメルボルンの中間地点の都市であるキャンベラを首都として選定することが決まりました。

しかし新たな首都をキャンベラに設置することが決まったものの、当初のキャンベラは首都としての役割を果たすことができるほど整備された都市ではありませんでした。そこで1913年から、アメリカ合衆国の建築家ウォルター・バーリー・グリフィンの都市計画デザインに基づき、首都建設事業が開始しました。この街づくりの結果、人工の完全計画都市であるキャンベラはオーストラリアの政治と行政の中心地として機能しています。

シドニーからキャンベラへ日帰りで観光してきた!

5月上旬にシドニーからキャンベラへ旅行をしたのですが、スケジュール面でも交通面でも不便なく、日帰りで十分に楽しむことができました。この記事ではキャンベラの6つの観光スポットを、実際に私が訪れた順番に紹介します!

実際のキャンベラ日帰り旅行のスケジュール

7:00 シドニーセントラルステーション出発
10:30 キャンベラ到着
11:10 オールド・バス・デポ・マーケット
11:30 Brodburger(昼食)
12:30 バーリーグリフィン湖
12:50 オーストラリア国立美術館
14:30 国会議事堂
16:30 オーストラリア戦争記念館
19:00 キャンベラ出発
22:30 シドニーセントラルステーション到着

キャンベラへの行き方、費用

私はシドニーのシティ中心部にあるセントラルステーションからキャンベラへ行ったのでその行き方を紹介します。

  • 行き方:セントラルステーションからバスで約3時間半
  • 費用:片道37ドル

今回、Murraysという会社のバスを利用してキャンベラへ旅行しました。電車を利用した場合と比較すると、所要時間や費用を抑えることができるためとてもおすすめです。バスの中は綺麗な内装のうえ、スペースにも余裕があったため、往復の長旅もくつろぐことができました。今回私は日曜日の往復のチケットを6日前に購入しましたが、出発日が迫っていても空席がある場合は運賃が値下がりすることもあるようです。

Murraysでのバスチケットの購入はこちらから

キャンベラ内の移動手段

今回のキャンベラ旅行では、市内をバスと徒歩で移動しました。バスはACTION Busesと呼ばれる公共交通機関を利用しました。一日のみの滞在だったため、運賃は毎回バスの運転手にキャッシュで支払いました。1泊以上する方や頻繁にバスを利用して移動する方には、コンビニなどで簡単に購入できるMyWayカードでの支払いもお勧めです。しかし日帰り旅行の際は一日でMyWayカードを使いきれない場合が多いため、キャッシュでの支払いをお勧めします。バスに乗車する際は、手を挙げてバスの運転手に知らせなければ止まらない場合が多いため注意してください。

MyWayカードの利用方法や購入場所はこちらから

実際に訪れた観光スポット

1. オールド・バス・デポ・マーケット

今回のキャンベラ旅行における最初の観光スポットは、オールド・バス・デポ・マーケットです。このマーケットはキャンベラの中でもおしゃれなエリアとして知られているKingstonで毎週日曜日の午前10時から午後4時まで開かれており、観光客だけではなく地元の方の間でも人気で毎週多くの人々で賑わっています。

新鮮な野菜やフルーツ、地域の人々によって栽培された美味しいオーガニック食材といった食べ物から、ゴージャスで個性的な衣類やアクセサリー、日用品、園芸植物など、多岐にわたるものが売られています。さらに、才能に溢れた地元のデザイナーと職人によるユニークな世界観のもと創り出された手作りの工芸品や絵、写真といったアーティスティックなものまで揃っています。

面白いものが満載のこのマーケットは、お土産を購入する場所としても最適です。またマーケットの外にはいくつか屋台も出店されているため、ショッピングだけでなく食事も楽しむことができますよ!

 

2. Brodburger(昼食)

早朝にシドニーを出発したため、だんだんお腹がすいてくる時間になってきました…そうです、旅の醍醐味の一つでもある食事の時間がやってきました!今回はオールド・バス・デポ・マーケットから歩いて3分ほどの場所にある「Brodburger」というハンバーガーショップで昼食をとりました。

やはりオーストラリアと言えば、ハンバーガーですよね!この「Brodburger」は、キャンベラ発のハンバーガーショップでとても人気のお店です。ひとつひとつオーダーを受けてから直火で調理するうえ、多くのお客さんが訪れるお店のため、長い時は30分~1時間ほど待つこともあるようです。

ハンバーガーは全部で14種類あります。王道のビーフ、チキン、チーズ、フィッシュに加え、ラムやサーモン、さらにはベジタリアンのお客さんに向けたハンバーガーも用意されており、優柔不断な私は実際選ぶ際にとても迷いました…全部とても美味しそうでした!!さらに、ハンバーガーに挟まれるチーズをBrie, Blue, Swiss, Cheddarの4種類から選ぶことができる点も、このお店の魅力の一つです。

お肉のハンバーガーもとても美味しそうでしたが、オーストラリアに来てからフィッシュアンドチップスに魅了されている私はBattered Finというフィッシュバーガーを注文しました。やはり、期待を裏切らない美味しさですね…オーストラリア特有のマヨネーズソースと揚げたての魚の組み合わせが抜群に美味しかったです。そして驚いたのがバンズ!もちもちとした触感でたまらなく美味しかったです。大満足の昼食でした!

 

3. バーリーグリフィン湖

昼食を食べた後は少し歩いて、バーリーグリフィン湖に向かいました。

キャンベラの中心に位置するバーリーグリフィン湖は、キャンベラの都市計画を策定した建築家によって建設されました。しかし人工的に造られた湖とは思えないほどの広さで、美しく静かな景観を楽しむことができます。

キャンベラのラウンドマークの一つであるこのバーリーグリフィン湖を中心に、周囲には国会議事堂や国立博物館、国立科学技術センターなどの文化を発信する施設の他に、ショッピングセンターや飲食店も立地しています。

この湖ではヨットやカヤック、クルーズなどのアクティビティが体験できるほか、一日数回巨大な水柱を噴き上げる噴水も見応えがあります。

今回の旅では時間に限りがあったため、次の観光スポットへ向かいながらの散歩でバーリーグリフィン湖を楽しみましたが、落ち着いた雰囲気でとても心が癒されました。人造湖とは思えないほど広いため、ゆっくりとキャンベラの自然を楽しむことができます。私は5月上旬の秋に訪れたため、紅葉がとても美しかったです。実際に湖の周りを散歩したりランニングしたりする地元も方々もたくさんいらっしゃいました。緑の芝生が美しい広場もあり、晴れの暖かい日にピックニックなどを楽しむと心地よさそうでした。

 

4. オーストラリア国立美術館

バーリーグリフィン湖の畔を散歩しながら次に向かった先は、オーストラリア国内最大級の美術館であるオーストラリア国立美術館です。オーストラリアの先住民アボリジニの作品から近現代の美術品まで、合わせて1万6000点もの芸術作品が展示されています。

先住民アボリジニはオーストラリアの歴史を知るうえで欠かせない存在です。この美術館では、アボリジニによる作品の展示がとても充実しています。それら数多くの美術品を自分の目で見ることにより、アボリジニの文化に触れ、学ぶことができます。

もちろんこのようなオーストラリア芸術だけではなく、ヨーロッパやアジア、パシフィックなど世界各国の様々な芸術にも触れることができます。ヨーロッパ作品の展示コーナーでは、ピカソやモネの絵画が展示されています。またアジアやパシフィックにおける作品の展示コーナーでは、東南アジアの仏像や中央アジアの伝統的な陶磁器、インドネシアの織物作品、メラネシアやポリネシアの彫刻などを鑑賞することができます。

さらに絵画や彫刻、陶芸品といった伝統的な芸術から、目の錯覚を利用したトリックアートやオブジェなど、近代的な芸術作品まで取り揃えられています。

美術館内の常設展示品は入場料無料で鑑賞することができます。見どころ満載のこのオーストラリア美術館で、オーストラリアや世界各国の芸術や文化、歴史にぜひ触れてみてください。

 

5. 国会議事堂

国立美術館でアートに触れたあとは、オーストラリアの政治を体感することができる場所を訪れました。

首都特別地域であるキャンベラには2つの国会議事堂があります。1つは1927年~1988年の間に使用されていた旧国会議事堂です。現在は議会関連の資料が展示されており、オーストラリアの政治や文化に触れることができます。もう1つは1988年に建てられ現在実際に使用されている国会議事堂です。旧国会議事堂と比較するとより近代的で格式高いデザインが特徴的です。

国会議事堂に入る前に手荷物検査とX線検査を受けました。検査員の方々がとてもフレンドリーに話しかけてくださり、オーストラリアの人々の気さくな人柄を感じることができました。建物内のロビーは綺麗で高級感溢れる大理石でできており、またユーカリの森をイメージしたデザインとなっていて、ここでもオーストラリアらしさを体感することができました。

 

オーストラリア連邦議会の下院

オーストラリア連邦議会の上院

そのモダンで格調高い建物内は無料で一般公開されており、展示や公共のギャラリーなどが入っています。さらに議会が開かれていない日であれば、上院下院ともに見学することが可能です。もちろん個人で見て回ることもできますが、45分の無料ガイドツアーも実施されています。

この国会議事堂は、整備された三角形の道路の頂点にあるキャピタルヒルという小高い丘の上に建てられています。そのため屋上に出ると、美しくデザインされた計画都市であるキャンベラの街を一望することができます。

 

6. オーストラリア戦争記念館

キャンベラ旅行の最後に尋ねたのは、国会議事堂と並ぶキャンベラで最も有名な見学施設であるオーストラリア戦争記念館です。

オーストラリア戦争記念館は、オーストラリアが参戦した戦争で亡くなった人々に敬意を表すと共に、犠牲になった人々を追悼するために開設された戦争記念館です。

館内には戦死した兵士の名前が刻まれた回廊があり、遺族や友人によってポピーの花が供えられています。また館内中央には永遠の炎が燃えている記念池があり、夕方には黙祷の時間がありました。

またこの記念館では、オーストラリアが関わった全ての戦争に関する写真や映像、文献、さらには戦車や戦闘機、武器、軍服、遺品など、あらゆる貴重な資料が数多く展示されています。主に第一次世界大戦の資料と第二次世界大戦の資料に分かれて展示されており、なかでも観覧していただきたいのが第二次世界大戦についての展示です。ここで忘れてはならないのは、第二次世界大戦で日本軍がオーストラリア本土を攻撃したという歴史です。現在オーストラリアと日本は友好関係にあるため、この事実を知らない日本人も多いのではないかと思います。記念館を観覧することを通して、日本とはまた異なるオーストラリアからの視点で、この痛ましく悲惨な戦争について学ぶことができました。日本軍関連の資料がたくさん展示されているため、時間に余裕がない方はこの展示だけでも見学することをお勧めします。

終わりに

今回は日帰りで楽しむ、キャンベラ観光旅行を紹介しました。

キャンベラはオーストラリア首都特別地域(ACT)として計画的に建設された首都であり、政府関係機関が多くあるため、少しお堅い印象を受けるかもしれません。しかしキャンベラは多くの自然が溢れ、美しい景観が広がる魅力的な街でした。私が在住しているシドニーと比較すると、国家公務員や研究員など比較的高収入な人々が暮らしていることもあり、とても治安が良く穏やかな雰囲気に包まれた街でした。

シドニーから日帰りでも十分に観光することができるため、この近代的な街並みと自然が上手く融合した素敵な都市キャンベラをぜひ訪れてみてください!

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この記事を書いた人


yuna
yuna
シドニー在住ライター

現在シドニーで中学生の頃からの憧れだった海外での大学留学を満喫中。食欲ブラックホールと呼ばれるほど食べることが大好き。オーストラリアの美しい自然とカフェ文化に魅了される日々を送っている。
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