オーストラリアのパブに行きたいけれど、入店時の注意点は?ドリンクの金額やどんなサイズがあるの?基本的にパブ初心者の方が気になるポイントに焦点をおいて解説します。
オーストラリアに到着し、一通り生活が落ち着くと誰しもが欲するアルコール。町中を歩きながら、多数のパブを見かけます。店内に入るのが少し怖い人も多いはず。
行ってはみたいけど、どんな風に注文したら良いのかわからない。どのようなシステムなのかわからない。
私自身、そんな疑問がある中飛び込み、実際に自分の求めていたものと違うものが提供されたり、うまくコミュニケーションが取れず注文を諦めたり、ということも度々ありました。
実際、オーストラリアのパブは日本とは異なっている点がたくさんあります。
店内は薄暗く、ハイテーブル席が目立ち、壁での仕切りが一切ない店内。バーカウンターには多種多様なビールサーバー。そんな日本では見慣れない空間で、お客同士肩を揺らして会話を楽しむ、そのようなスタイルがここオーストラリアです。
飲み物、料理の注文は基本カウンターでのやりとりとなり、最初は戸惑うこと必至です。また日本では馴染みのないルールもいくつか存在し、楽しむ前の段階であたふたすることもよくあります。
今回は特に、私自身の経験や友人の体験なども踏まえ、オーストラリアでパブに行ったことのない人、行ってはみたけどまだまだ慣れないという方向けに、知っておくと役立つポイントをお伝えします。
まず皆さん「パブ」とは何かご存じでしょうか。
「PUB(パブ)」とは「Public House」の略
英国の伝統的な大衆酒場、洋風の居酒屋
のことです。オ-ストラリアのパブには様々なスタイルのお店がたくさんあります。例えば、ゆったりした雰囲気で静かに会話を楽しめる場所であったり、美しい景色を売りにしていたり、はたまた音楽が鳴り響きまるでクラブのような場所であったり。本当にそれぞれの店舗のスタイルを持って運営しているのがこちらのパブ。共通の特徴としては、
店にもよりますが、隣の席との仕切りなどがある店はほとんどなく、そのため隣に座ったお客が不意に話しかけてくる、ということもしばしば。定義として大衆酒場であることを理解し、周囲と一緒に楽しむこともパブの魅力の一つです。
日本の場合、居酒屋といえばテーブルがあり皆席に座るイメージですが、オーストラリアの場合はほとんどがハイテーブルで、席には座らない人が多いです。そのためよく人同士が動き、そこでお客同士がコミュニケーションを取っています。
不意に声を掛けられたとしてもそれは普通のこと。びっくりして黙ってしまうのではなく、一つの文化であることを認識して、受け入れていくことも大切です。
店内のカウンターには5~10種類前後のビールサーバーが並ぶこともめずらしくありません。ビール好きにはたまらない仕様となっており、私自身驚いたのは非常にビールが美味いということ。あなたのお気に入りの一杯を見つけてみましょう。
※日本の免許証や保険証は役に立たないと思ってください。私も何度もパスポートを忘れ、日本からのもので試みたことがありますが、毎回却下されています。日本でも時々年齢確認をするお店はありますが、オーストラリアは特にそれが厳しいです。
パブの入口には、見るからに手強そうなスタッフ(セキュリティ)がおり、入店時にほぼ100%彼らに年齢確認をされます。現地で運転免許証を入手していればそれで証明することもできますが、多くの留学生はパスポートを提示して入店します。
実際私も友達と待ち合わせをして、いざ入店!しかしパスポートを忘れ門前払い!!!!なんてこともしばしばありました。。。店内を見る以前に一時帰宅を余儀なくされ、あなたの友達もあなたに失望するかもしれません。
ご注意を!!!
全ての店で服装チェックが行われるわけではありませんが、時折服装の問題により入店を断られる場合もあります。必須ではありませんが、より確実に入るためには服装にも注意しておくことをお勧めします。
オーストラリアでは「ジョッキ」といった表現はせず、それぞれのサイズにそれぞれの名称があります。
自分のその時の状況に合ったサイズを選び、カウンターのスタッフに伝えることが必要です。
サイズ | 呼び名 | 金額 |
ピッチャー(約1,140ml) | Jug(ジャグ) | 約$12~ |
大きめ(約570ml) | Pint(パイント) | 約$7~ |
普通(約425ml) | Schooner(スクーナー) | 約$5~ |
小さめ(約200ml~285ml) | Glass(グラス) | 約$4~ |
*金額は銘柄や店舗によって異なります。目安として参考にしてください。
お店や州によっては呼び名が変わることはありますが、上記を覚えておいて頂ければほとんど困ることはないと思います。
ちなみに、一番大きなJug(ジャグ)は主に皆でシェアする用で、一杯単位で頼むよりもリーズナブル。また、Pint (パイント)は日本でいう大ジョッキに値します。
としては、ここオーストラリアには「飲み放題」の文化はありません。というのも、アルコールを提供するお店のバーテンダーやウェイターはRSAと呼ばれるライセンスの所持が必須とされているからであり、彼らは過度な飲酒をしていると思われるお客にはそれ以上アルコールを提供してはいけない、とオーストラリア政府より指示を受けています。
つまり、アルコールはあくまで常識の範囲内において楽しむものとされているのです。
安く飲めるのであれば安く飲みたい。しかも同じ品質ならなおさらです。
日本でも最近は目にすることの増えてきたこの「ハッピーアワー」、オーストラリアでは各店舗が定石の集客手段としてこのスタイルを導入しています。
パブやバー、レストランなどの飲食店はアルコールの含まれたドリンクを提供しています。しかしこの時間帯に限っては、通常の金額よりも安い値段で注文することができます。このなんともたまらないサービスを受けられる時間のことを「ハッピーアワー」と呼びます。
16時~18時頃
ほとんどのお店はがこの時間帯をハッピーアワーとしていますが、場所や曜日によっては21時までやっているお店もあったり。本来、集客したい時間に設定するこのキャンペーン。ここまでいくともはやお店の通常のスタイル。こういうお店には感謝の意を込めて、大いに足を運び、たっぷりと飲んであげたいものです。「ウィンウィンの関係」とはまさにこのことで、お互いがハッピーになれる場所がそこにはあります。
$~10前後 ジャグ
指定のビールを定価より50%OFF など
気になる金額においては当然、場所によって変わるものの上記の金額でジャグを頼めます。指定されたドリンクのみ対象、といった形をとっているお店も多いので確認が必要です。
この最高なサービスを利用しない手はありません。
注文の仕方としては席でオーダーを取ってくれるところもありますが、基本的には自身でカウンターへ行き注文をするシステム。メニューはカウンターに置いてあったり、ボードに書いてあったりします。
主な注文英語
Can I get a (サイズ) of (ビールの名前) please?
Can I get a pint of this beer? (ビールを指さして)*銘柄がわからない場合この方法は重宝しますよ!
Can I get a jug? And two(グラスの個数) glasses, please.
*グラスの個数を聞かれますので必要なグラスの個数を伝えましょう。
もし何人かと来店し、2杯以上を注文した場合、支払いは一人で行う方がスマートです。また注文後はカウンターで受け取ることが通常スタイル。
パブでは食事することも可能です。こちらのオーダーもカウンターで行うことが主で、メニューはカウンターにあることが多いです。もし見当たらない場合は
と言えばすぐに見せてくれます。
これで注文は完了!
支払いが終わるとナンバープレートを渡され、それを席に持ち帰り、提供されるのを自席で待つことになります。中には料理が出来上がると音の鳴る機械を渡すお店もありますが、ほとんどのお店はこのシンプルなナンバープレートを採用しています。
金額の相場としては、$10~料理が食べられると思います。もちろんお店によりますので確認を忘れずに。
専門店ではないけれど、金額以上の美味しい料理、そして多様な味わいのビールを安定して提供しているのがこのオーストラリアパブ。こちらは料理の金額、量ともに非常に良心的です。その上なんと平日はジャグが一杯$8~という驚愕の金額で提供されています。シドニー在住の方や、これから渡航予定の方など必見のお店ですので、是非参考にしてください。
Maloney’s Hotel 81 Goulburn St, Sydney NSW 2000
02-9211-2992
オーストラリアに来て驚くことはたくさんあるとは思いますが、その中でも私が最も驚いたのは「トイレ」です。
まず日本に比べて圧倒的にトイレの数が少ないです。
私自身トイレのあまりの少なさに途方に暮れ、最終的には知らない家をノックするということまでありました。というのも、コンビニ又は何かを販売している店舗にはトイレが常設されていないことがほとんどだからです。公園やモールの中に設置されていることもありますが、緊急時にトライするにはリスクがあります。
そこで皆さんにお勧めしたいのが「パブのトイレ」。パブにはほぼ100%トイレが設置されています。
シドニーに限らず、これはオーストラリアのほとんど場所で共通なので、是非覚えておいてください。
いかがだったでしょうか。
上記で述べたポイントを確認しておくことで、より有意義に楽しんでいただけるかと思います。私自身初めての頃失敗がたくさんありましたので、その経験をもとにこちらのブログを書かせていただきました。
充実した留学をより充実したものにするため、その一つの手段としてオーストラリアのパブを是非利用してみてください。
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