オーストラリアで働くための資格!RSA・RCG・WhiteCard

オーストラリアで日本人のワーキングホリデーの人がする仕事と言えばファームを除けば、レストランやバーといった飲食店が多いです。

また、日本人はにはあまり馴染みがないですが、建設業の仕事もあります。

それらの仕事をするためにはオーストラリアでは資格が必要なことがあります

そこで今回はどんな仕事をする時にどんな資格が必要かを紹介します。

本記事の情報は2023年3月時点の情報です。最新の情報はオーストラリアの各州のページをご参照ください。

資格の種類

RSA(Responsible Service of Alcohol )

アルコールを扱う仕事をするのに必要です。具体例としてはバーや居酒屋などが挙げられます。

バーテンダーやお酒を運ぶウェイター(ウェイトレス)には勿論必要な資格で、内容としては酔っ払ったお客さんへの対応の仕方や、提供していいお酒の量などを学びます。

お店によっては上記のポジションに関係なくともRSAの取得を要求されるところもあります。

私の働いていたバーでもキッチン内以外の人はバーテンダーでない人も全員RSAの取得が義務でした。

また、QLD州、SA州、WA州、NT州、TAS州では共通の資格となっていますが、NSW州とVIC州では共通ではないので引っ越しをした場合など再度取得する必要があります

例えばシドニー(NSW州)でRSAを取得し、その後、QLD州のブリスベンに引っ越しした場合は、シドニーのRSAは使用できないため、QLD州で必要なRSAを別途取得する必要があります。

RCG(Responsible Conduct of Gambling)

RCGとはカジノなどのギャンブルができる機器の置いてある場所で働くために必要な資格です。

ギャンブルができる場所以外で働く場合は利用することはないのでRSAと比べると取得する人は少ないです。

専門の学校などで取得時にRSAと同時に申し込むと割引があったりします

また、RSAとは少し違いQLD州、SA州、WA州、NT州では共通の資格となっていますが、NSW州とVIC州とTAS州では共通ではないので引っ越しの際に再取得する必要があります。

ホワイトカード(White Card)

ホワイトカードとは建設業(コンストラクションジョブ)で働くのに必要な資格です。

この資格がないと基本的に建設現場などで働くことができません(現金払いの違法な職場は除きます)。

本資格はRSA,RCGと違い州による違いがないので、引っ越しても再取得は必要ありません

取得方法

取得方法には大きく分けて2つあります。オンラインコースで取得する方法と専門の学校に行く方法がありますが州によってはオンラインで取得できない場合もあります。

上記にも記載した通り、ホワイトカードはどの州でも同じですが、RSA,RCGを取得する方法は州ごとに違うことがあります(QLD州、SA州、WA州、NT州、TAS州では共通の資格ですがNSW州とVIC州は別)。

下記にそれぞれの州での取得方法を記載します。

RSA・RCG取得方法

州/取得方法 オンラインコース 専門の学校
NSW州 RSA○/RCG×  ○
VIC州  ×
QLD州、SA州、WA州、NT州
TAS州(RSAは上記4州と同様の資格、RCGは別) RSA○/RCG×

オンラインコース

NSW州(RSAのみ)とQLD州、SA州、WA州、NT州、TAS州ではオンラインコースでRSA,RCGを取得することが可能です。

NSW州(RSAのみ)

料金はAU$110前後です。形式は配布される資料で学習したのちに、Webカメラを使用して記載しているを様子を監視されながらテストを受けます

テスト合格の後に90日以内にNSW Service Centerに出向いて写真を撮り、その後3週間以内に自宅に写真入りカードが届きます(カードが届く前でもRSAが必要な職場で働くことは可能です)

写真入りカードの作成の際、IDが100ポイント分必要になります!

具体的なポイントは
・パスポート:70点
・銀行の残高証明:25点
・国際免許証:25点
・クレジットカード、デビットカード:25点
などです。クレジットカードやデビットカードは1枚しか利用できないのでご注意ください

その他のIDにつきましてはIDごとのポイント一覧(英語サイトです)をご確認ください。

TAS州(RSAのみ共通)、QLD州、SA州、WA州、NT州(共通の資格)

RSA/RCGで料金はAU$50前後/AU$30前後で英語力にもよりますが各資格につき必要時間は4時間から7時間ほどのようです。

コースを受講し、テストをオンラインで受けて合格すれば証明書が発行されます。こちらは写真入りカードを作成する必要はありません。

また、上記5州のRSAは日本語での取得が可能なコースも存在します。

専門の学校に行く

RSAはVIC州では取得のために専門の学校に行く必要があります(他の州も学校に行って取ることも可能です)。

また、RCGの場合はVIC州に加えてNSW州、TAS州でも学校に行ってコースを受けなければなりません

学校といっても取得にかかる日数はRSA,RCGで各一日ずつです。

金額はAU$110~AU$120といったところですが、二つ同時に申し込むとAU$170ほどでいいなどの特典が大体の学校であります。

取得までの経緯としては

  1.  オンラインで申請、料金の支払い
  2.  パスポートなどのIDを持って学校へ行き、授業とテストを受ける。
    テストは先生が答えを教えてくれたり、他の生徒と確認し合いながらできるような緩いところもあれば厳しいところもあるようです。
  3. 合格すると証明書をメールで貰える
  4. 所定の場所(NSWならNSW Service Center)へ行き写真を取ってカードを申請する(この時100ポイント分のIDが必要
  5.  3週間以内にカードが自宅に届く(カードが届く前でもRSAが必要な職場で働くことは可能)。

*専門の学校の場合は英語でしか授業を受けれないので注意が必要です。

ホワイトカード(White Card)取得方法

ホワイトカードにも取得方法がオンラインで取る方法専門の学校に行く方法の2通りあります。

オンラインで取る

オンラインの場合AU$35~AU$60ほどです。

取得までの手順としては

  1.  オンラインコースの申し込み、料金の支払い。
  2.  配布される資料で勉強する。
  3. テストに回答する(資料を見ながらやることが可能です)。
  4.  送信されてくるStatutory Declarationを記入
  5.  IDをアップロード
  6. 電話で面接(2問の問題に答える)がある。メールで問題が送られてくるので事前に予習する。
  7.  自宅にカードが届く。

という流れです。

専門の学校に行く

専門の学校の場合費用はAU$90前後です。

  1. オンラインで申請、料金の支払い
  2.  パスポートなどの100ポイント分のIDを持って学校へ行き、授業とテスト受ける。テストは先生が答えを教えてくれたり、他の生徒と確認し合いながらできるような緩いところもあれば厳しいところもあるようです。
  3.  カードが自宅に届く

という流れです。

まとめ

ホワイトカードはどの州でも利用可能ですが、RSAとRCGは州によって料金や取得方法が変わります

自分の働く州の情報をよく見て、資格を取得し仕事をゲットしましょう!

まずは無料で留学相談から

タビケン留学は安心と信頼の「手数料無料」エージェントです。
ご留学に関するご相談は24時間受付中。費用や渡航前の準備・リアルな現地情報や治安から学校選びに関するご相談まで何でも政府公認の留学カウンセラーを中心としたプロのスタッフが丁寧にお答え致します。まずはご連絡頂ければ、あなたに合ったプランや費用をご提案致します。お気軽にご相談くださいませ。

この記事を書いた人


Yuki
Yuki

カナダへの2年の滞在を経て、現在オーストラリアのシドニーにてワーキングホリデー中。趣味は野球ですがオーストラリアではクリケット・ラグビーに押されて誰も見ていないのを悲しんでいます。本ワーキングホリデーの目標はクリケットのルールを覚えて帰ること。
まずは無料で留学相談から

お気軽にお問い合わせくださいませ