フィリピン留学を成功させるためには学校選びが最も重要です。自分の目的や希望に合わせて学校を選定していきできるだけストレスなく、勉強に集中できる環境を作ることがフィリピン留学での英語を伸ばす秘訣になります。フィリピンの学校には大きく分けて学生人数の多い大規模学校と学生人数が少ない小規模学校があります。
今回は大規模校と小規模校それぞれのメリットとデメリットを比較して解説します。
大規模学校と小規模学校の基本的な情報を表にまとめました。
大規模学校 | 小規模学校 | |
生徒の定員数 | 100名〜300名 | 10名〜50名 |
コースの種類 | ・一般英語 ・テスト対策(TOEIC, ILETS, TOEFL) ・ビジネス ・ワーホリ準備 ・フィットネス などコースが多彩 |
・一般英語がメイン |
生徒へのサポートケア | 全生徒に対して一律のサポート | 個別にサポートが受けやすい |
食事 | ビュッフェ型、プレート型 | プレート型が多い |
宿泊施設 | 内部寮、外部ホテル寮、コンドミニアム 、ホテル寮など 選択肢が多い |
内部寮、ホテル寮 |
学校の施設 | 教室、カフェ、講堂、ジム、自習室、ミーティングルームなど 比較的設備が充実 |
教室、ラウンジなど 限られた設備 |
アットホーム感 | ない | あり |
※上記内容はあくまでも一般的な傾向を記載しておりますので、学校によって違いがあります
表を見る限り、大規模学校の方がオプションが多いように見えます。ですが、小規模学校も個人に応じたサポートを受けることができ、初めの留学の方でも安心して留学することができます。
これから、大規模学校と小規模学校のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
小規模校にもメリットとデメリットがあります。ここからはそれぞれのポイントを解説します。
小規模学校を選ぶ最大のメリットではないでしょうか。大規模校と比べて小規模校は比較的、生徒と講師や学校を運営するマネージメントスタッフとの距離が近くアットホームな環境です。生徒数がそれほど多くないという点は他の留学生とすぐに仲良くなれることができ、留学生活に馴染みやすいメリットもあります。もしかしたら、講師と一緒に食事をしたり、外出する機会がたくさんあるかもしれません。小規模の学校は、生徒の人数も少ないので、”狭く深く友達関係の方が好き”と思う方には、ストレスも少なく楽しい留学生活を送ることができます。
フィリピンにあるほとんどの語学学校には、日本人スタッフが在籍しています。ですので、英語でコミュニケーションが全くとることが出来ない方でも安心して留学していただくことが出来ます。大規模の学校の場合、サポートする学生の数が多いので個人へのサポートよりも全ての学生に均一にルールに則ったサポートが中心になりますが、小規模の学校なら、入学初日から卒業までの間、勉強の新着状況や、困っていることに対し細かいサポートを受けることができる傾向にあります。これは小規模学校だからこそ出来ることです。
生徒の人数が少ないと、学校のマネージメントスタッフにも名前を覚えてもらいやすく、とても良い雰囲気の学校が多いのが特徴です。大規模の学校の場合は、学校に要望があっても、大多数の人がその要望に賛同しないと案が通らないと言うこともありますが、小規模の学校では、少数の人が同じ授業のことや、食事のことで要望があれば、その案が通りやすいこともあります。融通が効きやすいのが小規模の学校の特徴です。
フィリピンの語学学校の講師の人数は、生徒の同じ数くらいです。ですので、小規模学校は必然と、講師の人数も少ないです。もし、先生と合わなくて、先生を変更したくても、出来ない可能性もあります。そして、たとえ出来たとしても、小規模な学校だと、お互い顔を合わせる機会もたくさんあるので、少し気まずくなりがちです。講師を変更することは悪いことがではありませんが、小規模の学校だと、選べる先生も限られてきます。
小規模の学校は、人数が少ない分、開講しているコースも少ない傾向にあります。ですので、日常会話が出来るようになりたいのであれば、問題はないのですが、これからテスト対策やビジネス英語を学びたい方には向いていません。もし、一般英語コースからテスト対策コースなどに変更したい場合は、学校を転校しなければなりません。ですので、コース変更がスムーズに行えないのはデメリットなポイントです。
小規模校が向いている方
大規模校にもメリットとデメリットがあります。ここからはそれぞれのポイントを解説します。
大規模学校では、100名から最大300名くらいの方が一緒に勉強しているので、学生の人数が多いほど、交友関係を築くことができます。また、留学生の国籍が豊かな傾向があり、多国籍な友達を作ることができます。外国人の友達ができると、英語を使う機会も多くなり、英語学習のモチベーションにも繋がります。そして、グループ授業では、自分と同じくらいの英語力の方と一緒に勉強することができるので、グループ授業も安心して参加することができます。
コースが豊富なのも大規模学校の特徴です。フィリピン留学には、日常会話ができるようになりたい方やテスト対策コースで英語のハイスコアを取得したい方、ビジネス英語を学びたい社会人の方など、色々な目的で留学に来ます。その人たちの為に、一般英語コースをはじめ、テスト対策コース、ビジネスコースなどが開講されています。また、学校によって、英語を学びながら体もシェイプアップできるフィットネスコースや、これからワーホリに行く方のためのワーホリ準備コース、フィリピンにある企業でインターンシップもできるコースがあるなど、ユニークな学校もあります。
生徒の人数が多い分、学校の建物が大きくて、施設も充実しています。ほとんどの大規模の学校では、学校内にカフェやジム、図書館、自習室などの設備があります。また、大規模校ではプールがあるところなどもあり、学校の外に出なくても、不自由なく過ごすことができるのが大規模学校の特徴です。最近では、食事がビュッフェスタイルの学校も増えてきたので、学校の食事も楽しむこともできます。
大規模学校の方が良いのではないかと思う方もいるはずです。しかし、デメリットもあるのでお話しします。
語学学校には、日本人マネージャーが1人、それと、学生インターンが数名いるという学校がほとんどです。そして、日本人マネージャーが全日本人留学生を毎日手厚くサポートするのは難しいのが現状です。もちろん、入学したばかりの留学生たちは、フィリピンに着いたばかりで右も左もわからないので、しっかりとオリエンテーションをします。そして、困った事があったら、丁寧に対応してくれます。しかし、普段から毎日全員を気をかけることは難しいので、そういった面で、毎日のサポートが手薄になってしまいます。
フィリピン人の先生は、しっかりと厳しいトレーニングを積んできた人なので、ちゃんとした授業を提供してくれます。ですが、先生も新人からベテランまで幅広い層がいるので、若干、授業の質が生じる場合もあります。そのような場合は、日本人スタッフに相談することも一つの方法です。大規模な学校だと講師もたくさんいるので、講師変更はスムーズに行うことができます。
大規模校が向いている方
大規模と小規模の学校のそれぞれのメリットとデメリットを紹介しました。ですが、結局のところ、どっちが英語学習をするのに良いのかと言うと、自分に合った環境を選ぶことが重要です。
”アットホームな環境が好き!”だったり、”他の世代の人と勉強することに抵抗がある”という方は、小規模の学校の方が合っていることでしょう。
逆に”設備が整った学校で快適に過ごしたい”や”多国籍な学生と一緒に勉強したい”という方には大規模校が向いているでしょう。
ご自身がどちらのタイプの学校の方が英語学習に良いモチベーションを持って学習できるかを考えると自ずとどちらに向いているかわかるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。大規模学校と小規模学校を比較して書きました。それぞれメリットとデメリットがあります。フィリピンには、本当にさまざまなタイプの学校があるので、全員に合う学校はありません。
ですので、まずは、自分が小規模な学校がいいのか、大規模の学校の方があっているのかを考えた上で、学校を決めるのもの一つの方法ではないでしょうか。もちろん、1人で考えることもいいですが、留学エージェントにどんな学校があるのかを聞くだけでも、学校選びのヒントになると思います。
フィリピン留学で気になることがあったり、興味がある方はお気軽にご連絡ください。
Morrow Worldは安心と信頼の「手数料無料」エージェントです。
ご留学に関するご相談は24時間受付中。費用や渡航前の準備・リアルな現地情報や治安から学校選びに関するご相談まで何でも政府公認の留学カウンセラーを中心としたプロのスタッフが丁寧にお答え致します。まずはご連絡頂ければ、あなたに合ったプランや費用をご提案致します。お気軽にご相談くださいませ。