欧米圏へ留学する際、一般的な滞在方法は、ホームステイ、シェアハウス、学生寮ですが、フィリピン留学での滞在方法は、内部寮または、外部ホテル寮です。

・内部寮とは、学校の施設内にある学生向けの宿泊施設です。
・外部ホテル寮は、学校が提携しているホテルの宿泊施設です。

内部寮・外部寮どちらも、それぞれメリットとデメリットがあるのでご紹介します。

内部寮と外部ホテル寮のそれぞれのメリットとデメリット

フィリピン留学の滞在先は、内部寮・外部寮の2つのタイプに分かれています。自分の生活スタイルに合うお部屋タイプを選ぶことが、ストレスを感じにくく、快適に留学生活を送ることができます。

※ホテル、学校によって設備が異なる場合があります。

フィリピン留学の滞在方法①
内部寮

内部寮は、学校と同じ建物もしくは、同じ敷地内にある宿泊施設です。外部寮と比べると、費用も低く設定されているので、留学生から人気です。また、お部屋タイプは、1人部屋〜最大6人部屋まである学校が多いです。もちろん学校のスタイルによって違うので、お部屋タイプ、設備は異なります。人数が多いお部屋タイプほど費用が安いです。

内部寮のメリット

通学時間0分

内部寮の一番のメリットは、通学時間が0分ということです。日本でも学校や職場に行くのに、通勤・通学時間がかかりますが、フィリピン留学で内部寮に住んでいる方は、通学時間は、ほぼ0分です。早起きが苦手な方や、1分でも長く寝たい方には最適な環境です。また、授業がない時間は自室に戻ってひと休みすることも可能です。

友達を作りやすい

内部ホテル寮に滞在している方は、他の生徒との交流の場多いのでお友達を作りやすいです。お友達ができると週末一緒に外出したり、アクティビティに参加したり、留学の思い出がたくさんできます。また、他国籍の人と友達になれたら英語を使う機会が増えるので、授業以外でも、英語を使う環境が増えます。

各フロアにウォーターサーバーがある

フィリピンの水道水は飲めません。しかし、内部寮には、各フロアにウォーターサーバーが設置されているので、買いに行く手間が省けます。フィリピンで、500mlのお水は15ペソ（約35円）くらいで購入できますが、ウォーターサーバーを使用すれば節約にもなります。

ホテル寮よりは安く滞在できる

内部寮は、外部ホテル寮よりは、費用を抑えて滞在できます。内部寮の中でも、4人部屋や6人部屋などの人数が多いお部屋タイプだとより留学費用を抑えるとができます。自分のプライベートの場所が少ないというデメリットもありますが、交流の場がたくさんあり、友達ができやすいのと、ルームメイトが他国籍の方だと、英語の練習の場になります。しかも、洗濯費用が有料な学校なら、ルームメイトと割り勘して洗濯することも可能です。

内部寮のデメリット

プライベートを確保するのが難しい

内部寮の1人部屋であれば、プライバシーに悩むことありませんが、2部屋以上となると、初対面の人と一緒に生活をしなければならないので、少なからずストレスがかかります。周りに気を遣って生活するので、慣れるまでは大変かもしれません。ルームメイトとうまくコミュニケーションを取る必要があります。

年齢の壁を感じやすい

フィリピン留学は、比較的若い年齢の方が留学されます。もし、社会人の方で若い子のテンションについていくのは大変と感じる方は、ストレスを感じると思います。もちろん、留学に年齢は関係ありません。しかし、もし、気になるようであれば、内部寮の1人部屋もしくは、外部ホテル寮を選ぶのをオススメします。

門限がある

フィリピンにあるほとんどの語学学校には門限が設けられています。学校によっては、平日は外出が禁止というスパルタな学校もあります。常に時間を意識しないといけない生活は、窮屈に感じるかもしれません。もし、門限が嫌だと思う方は、基本的に門限がない外部ホテル寮または、門限がない学校を選んだ方が、快適に留学生活を送ることができます。

Wi-Fiがつながりにくい可能性がある

まず初めに、フィリピンのインターネット環境は日本ほどよくありません。それは念頭に置いておいてください。そして、学校によっては、各お部屋でWi-Fiが使える学校、既定のフロアでしかWi-Fiが使えない学校もあります。また、授業後など、大勢が一気にWi-Fiを使用すると、インターネットのスピードが遅くなる可能性もあります。もし、回線速度の良いWi-Fiがどうしても必要な方は、日本からレンタルしてくるか、現地でポケットWi-Fiを購入することをオススメします。たまに、ポケットWi-Fiをレンタルしている学校もあります。

【内部寮がオススメな方】

• 通学に時間をかけたくない方
• 友達をたくさん作りたい方
• 共同生活でも全く問題ない方
• 協調性があって規律を守れる方

フィリピン留学の滞在方法②
外部ホテル寮

外部ホテル寮は、一般のホテルと提携して、宿泊することができる宿泊施設です。お友達やご家族と一緒に留学される際は、ホテル2人部屋などに申し込むことが可能ですが、基本的に1人部屋です。学校によって異なるのでご確認ください。

メリット

プライベートの時間を確保できる

外部ホテル寮は、綺麗で基本的に1人部屋なので、プライベートを確保することができます。また、外部ホテル寮は、学生ではない一般のお客さんも宿泊しているので、ホテル内は落ち着いた雰囲気です。学校とプライベートをしっかり分けたい方にはとても良い環境です。

ホテルによってはアメニティがある

タオルや、ハンガーなどのアメニティが用意されているホテル寮もあります。アメニティがあるメリットは、留学の荷物が少なくて済むことです。荷物を少なく留学したい方は、外部ホテル寮に滞在するのがいいかもしれません。しかし、ホテルによって、アメニティがついてないホテルもあるので、事前に確認をお願いします。

Wi-Fiの繋がりがいいところもある

学校によっては、お部屋にWi-Fiがない場合もありますが、外部ホテル寮にはWi-Fiが設置されています。しかし、フィリピンのWi-Fiは日本ほどスピードが速くないので、過度な期待はせず、外国にいるという事を忘れないでください。

ジムやバーやがついている

バーやジム、プールがついているホテルもあります。外部ホテル寮に滞在している生徒ももちろん利用が可能です。わざわざ外出しなくても、エクササイズしたり、お酒を楽しむことができます。ホテル内で飲酒すれば、お部屋にすぐ戻れるので、物の紛失や、盗難の被害も非常に少ないです。

門限がない

門限がない外部ホテル寮は多いです。社会人留学の方や、成人している方で、「この歳になって門限は辛い…」、「授業以外は、自分の時間を満喫したい」という方には、門限がない環境で留学されたい方には、外部ホテル寮で生活を送った方がいいです。

デメリット

通学に時間がかかる

外部ホテル寮は、学校から少し離れたところにあることが多いので、通学に時間がかかります。学校のサービスで、ホテルから学校までスクールバスが出ている学校もあります。しかし、その時間の交通量や、時間によって、スクールバスがこない場合や、歩いて行かないといけない場合もございます。近ければいいのですが、距離があって、雨が降っていたら最悪です。

食事が不便

食事は、学校の食堂で食事する学校がほとんどです。内部ホテル寮の生徒は、お部屋から食堂まで距離が近いので便利ですが、外部ホテル寮に滞在している方は、学校に行って、食事しなくてはなりません。そして、各フロアにウォーターサーバーがある外部ホテル寮は少ないです。なので、ホテル寮滞在している生徒は、お店でお水を購入するか、学校でお水を汲んでいただく必要があります。

金額が高い

外部ホテル寮は、綺麗で快適な環境です。しかし、滞在費は安くはありません。安くても1週間7万円〜します。短期で留学されるのであれば、外部ホテル寮で快適に過ごすのがいいと思います。しかし、長期で留学される方には、お手頃価格とはいえません。

長期留学をご検討の方で、ホテルのように綺麗な環境で寝泊りしたいという方は、比較的新しい学校やリノベーションをしている学校へ行くのも一つの方法です。学校の中でも、ホテルを改造して内部寮として使っている学校もあるので、費用も抑えて綺麗な場所に滞在することも可能です。
※内部寮が汚いと言う訳ではありません。

【外部ホテル寮がオススメの方】

• 自分のプライベートの時間が必要な方
• 門限を気にせず、セブライフを満喫したい方
• お金に余裕がある方

最後に

内部寮と外部ホテル寮には、それぞれメリットとデメリットがあります。自分のライフスタイルに合うお部屋タイプを選ぶことが、よりストレスなく留学生活を送れるのではないかと思います。また、内部寮でも、ホテルを改造して使用している学校や、とても綺麗な内部寮もありますので、ご要望があれば一度ご連絡ください。

皆様の留学生活が少しでも快適に過ごせるようお役になれば幸いです。