カナダ留学情報と準備

【徹底解説】バンクーバー留学ってどうなの?基本情報とメリット・デメリット

都会と自然が融合し、住みやすい都市ランキングでも毎回世界上位の都市バンクーバー。日本はもとより世界中の留学生から人気の高い都市です。観光地としても有名で、毎年多くの観光客が世界中から訪れています。

カナダを代表する人気都市バンクーバーですが、なぜそれだけの留学生や観光客を魅了しているのか、その理由は意外に知られていません。

この記事では、バンクーバーの基本情報やバンクーバー留学だからこそできること、バンクーバーを留学先に選ぶメリット・デメリット。そして今話題のCo-op留学やワーホリについての情報も含めて徹底的に解説していきます。

バンクーバーってどんな街?バンクーバーの基本情報

〈バンクーバー基本情報〉

正式名称 Vancouver

人口 :約65万人

面積 :約115平方キロメートル

日本との時差 :-17時間(サマータイム時〔3月中旬~11月上旬〕は-16時間)

カナダ観光の玄関口バンクーバー。ブリティッシュコロンビア州最大の都市としてトロント、モントリオールに次ぐカナダ第3の都市として知られています。バンクーバーの影響を受ける地域まで含めた都市圏人口では約250万人。日本だと京都くらいの規模の都市になります。

参考:日本都道府県情報

バンクーバーは都心部にありながら都会と自然が融合した街。市内近郊には海、山、川、湖などすべてが揃っています。夏はビーチで海水浴、冬はスキーやスノーボードを楽しむことができ、アウトドア派にはたまらない環境です。

移民が多く、特にアジア系移民が多いことから、バンクーバー市民はアジア人留学生の受け入れに慣れています。そのため、留学生に対してフレンドリーに接してくれる人が多いことでも知られています。

また、都会の便利さと自然の美しさに加え、西海岸に位置するバンクーバーは太平洋沿岸の暖流の影響で気候が温暖で過ごしやすいです。フレンドリーな人々が多く、比較的治安も良いことから「世界で最も住みやすい都市ランキング」でも上位に名を連ねます。

住みやすさを重視する留学生にとって、これほど快適な留学都市はなく、日本人に限らず世界中の留学生から人気のある都市です。

バンクーバー留学だからできることトップ3

留学生から絶大な人気を誇るバンクーバーだからこそできることがあります。ここではバンクーバー留学だからこそできることを3つ厳選し、お伝えいたします。

バンクーバー留学でできること① 都会の便利さと自然の素晴らしさを満喫

バンクーバーはカナダ第3の都市というだけあって都会ならではの便利さがある都市です。交通の便がよく、日本食をはじめとするアジア系の食材も容易に手に入ります。都心部といえば自然に触れる機会が少ないイメージがありますが、バンクーバーは気軽に自然と触れ合うことができます。

バンクーバー周辺は海と山に囲まれており、夏はカヤックやハイキング、冬はスキーやスノーボードなど1年を通して自然に触れ合うアクティビティを楽しむことができます。また、街を少し歩くだけで自然を感じられるスポットがたくさんあります。

市民の憩いの場といえば、バンクーバーの西に隣接するスタンレーパーク。年間800万人が訪れる400ヘクタールを超える広大な国立公園です。スタンレーパークのシンボルである8本のトーテムポールやカナダ最古の歴史を持つバンクーバー水族館も見どころのひとつです。

バンクーバー市内でも十分自然は楽しめるのですが、少し足を伸ばせば北米最大のゲレンデがあるロッキー山脈のウィスラーでスキーやスノーボードを楽しむことができます。ウィスラーまではバスで直通3時間ほどですので、日帰り弾丸スキーツアーも可能です。

都会の便利さと自然の素晴らしさを満喫できるのはバンクーバーならではの留学と言えます。

バンクーバー留学でできること② 気軽な国際交流

海外留学と言えば国際交流を思い浮かべる人も多いと思いますが、留学初心者にとってはハードルの高さを感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

バンクーバーはアジア側に近い西部に位置していることもあり、多くのアジア系移民が生活をしています。中心部ではアジア系の割合は実に4割以上。中国、韓国、フィリピン、ベトナムなど多くのアジア系移民が生活しており、その中にはもちろん日本人も含まれます。

バンクーバーの住民は幼いころから移民の人たちとの生活に慣れており、特に日本人を含むアジア系の移民や留学生に対しては多く接してきています。そのため、差別や偏見が少なく、自然にコミュニケーションをとってくれます。

日本人は英語が得意ではないということは百も承知ですので、肩ひじ張らずに交流することができます。

ローカルなカナダ人との国際交流はもちろん、アジア人同士であればより親近感が湧きやすく、気づけば仲良くなっているというケースもあります。

バンクーバーには多くのイベントがあり、語学学校でも交流の場としてアクティビティを準備していますので、国際交流のきっかけは盛りだくさん。せっかくの海外留学を英語の勉強だけで終わらせたくない!という人にとって、国を超えた国際交流のチャンスがたくさんあるのは大きな魅力のひとつと言えるでしょう。

バンクーバー留学でできること③ アメリカ西海岸旅行を楽しむ

北米西海岸に位置するバンクーバーから車で約2時間南へ下るとカナダとアメリカの国境線に到着します。アメリカ西海岸といえば、有名なシアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス。

ロングドライブでアメリカ西海岸縦断の旅をするもよし、飛行機で週末旅行を楽しむもよし、アメリカ西海岸旅行を気軽に楽しむこともできます。ちなみにバンクーバー〜サンフランシスコは飛行機で約2時間。ロサンゼルスは約3時間です。

バンクーバーはカナダでは比較的温暖ではありますが、それでも冬は肌寒いです。そこで、寒い時期は温暖なロサンゼルスで生活したり、留学をするという2カ国留学ということもできます。

ワーホリビザでカナダに入国した場合、アメリカで働くことはできませんが、観光ビザ(ESTA)で90日以内であれば観光も留学も可能です。カナダで長期留学やワーホリを満喫した後、観光でアメリカで生活し、またカナダに戻るということもできます。

この様なフレキシブルな旅や留学ができることはバンクーバーだからこそできる留学スタイルと言えます。

バンクーバー留学のメリットとは?

バンクーバーはトロントと人気を二分するカナダ屈指の留学人気都市です。ここではその人気の理由としてバンクーバー留学のメリットをいくつかご紹介いたします。

バンクーバー留学のメリット① 留学初心者でも安心できる環境

留学は日本人が少ない都市に行きたいという声も多いですが、留学初心者にとっては想像以上に厳しい環境になることもあります。日本人が少ないということは、何かあったときにフォローしてくれる人が少なく、言葉によるトラブルに遭遇しても自分で解決していく必要があるということになります。

海外に慣れている人、英語にある程度自信がある人にとってはよい環境と言えるかもしれませんが、留学初心者にとっては高すぎるハードルとなり、せっかくの留学を挫折してしまう原因になりかねません。

その点バンクーバーは日本人を含むアジア人留学生に特に人気のある都市なので、いざとなったら日本人に相談もできます。現地の人も日本人に慣れていて、日本人が英語が得意ではないことは理解している人がほとんどです。

カナダに限らず、語学学校は英語のレベルによってクラスが分かれていますが、一定人数が揃わないと開講されません。バンクーバーは留学生自体の数も多いので、初心者クラスが開講されないということはほとんどありません。

留学がしやすいという理由で、はじめての留学をバンクーバーにする留学生も多く、自分と同じ立場の留学生がたくさんいる、ということも安心材料のひとつと言えます。

バンクーバー留学のメリット② 観光スポットやイベントが多い

バンクーバーは世界中から観光客、留学生が訪れる世界に愛された街です。世界中から多くの人が訪れるには理由があり、その理由のひとつが豊富な観光スポットやイベントです。

以下バンクーバーのおすすめスポット、イベントを一部紹介いたします。

≪おすすめスポット≫

・ガスタウン 英国風レンガ造りの街並みが人気のバンクーバー発祥の地と言われる街

・バンクーバールックアウト バンクーバーを一望できるハーバーセンター屋上にある展望デッキ

・スタンレーパーク 北米トップ10に入るバンクーバー市民の憩いの場。遊歩道、テニスコート、動物ふれあい牧場、水族館なども楽しめる。

・イングリッシュベイ・ビーチ 昼は日光浴、夕方はオレンジ色の夕日を眺めることができる地元民に人気の人口ビーチ

・チャイナタウン 中国系の雑貨、飲食店だけでなく、アジア系のレストランやショップもあり、ダイソー系列の100円ショップもあるため、日本の雑貨や食料品も手に入る

≪イベント≫

・お花見フェスティバル 3月下旬頃開催。日本から輸入された桜の木の下で行われるお花見イベント

・野外シアター 7月〜8月のサマータイムに現れる海辺の大スクリーンでみられる映画鑑賞

・国別花火大会 7月下旬〜8月上旬に行われる世界各国の花火が一度に見られる花火大会。3日間にわたって行われるバンクーバー夏の風物詩。

・ナイトマーケット 5月〜10月の毎週金・土・日曜日に開催される夜店

・クリスマスマーケット 11月には本場ドイツをモチーフにしたマーケットが所せましと登場。クリスマスグッズだけでなく、お菓子や食べ物のお店も並ぶ。

上記はほんの一部で、バンクーバーにはまだまだ見どころやイベントがあり、年間を通して留学生活を楽しむことができます。

バンクーバー留学のメリット③ 気候が温暖で住みやすい

カナダといえば厳しい冬の気候を思い浮かべる人も多いと思います。実際にカナダ東側の有名都市トロントやモントリオールでは冬は非常に厳しく、マイナス10度を下回る日もあり、例年雪も積もります。

しかし、バンクーバーは西海岸に位置しているため、暖流の影響を受けており、寒い風も北側の山が防いでくれています。そのため、カナダの中では比較的温暖で、夏は涼しく湿度が低いため、年間を通して過ごしやすい気候になっています。

また、冬に関しては東京より平均で5度前後寒くなりますが、気温が0度を下回ったり、雪が降ることもあまりありません。特別な防寒具を購入するほど日本との気温の差はありませんので、お気に入りの防寒具を日本で購入して持参したとしても問題なく使用することができます。

寒さや暑さが苦手という人にとっては、バンクーバーの温暖で住みやすい気候は大きなメリットと言えます。

バンクーバー留学のメリット④ 航空便が多く、日本からのアクセスが良い

バンクーバーは西海岸のアジア側に位置し、日本人を含むアジア人観光客から人気のある都市のため、日本からのアクセスがよいことで知られています。

直行便は成田空港、関西国際空港、羽田空港と多数就航しています。直行便だけでなくアジア経由の経由便も多数あることから、出発便の選択肢が豊富にあります。

各航空会社の競争原理が働き、格安航空券を入手しやすいというのも大きなメリットのひとつです。

バンクーバー留学のメリット⑤ 日本人向けの求人が多く、日本食も手に入りやすい

バンクーバーはカナダのほかの都市に比べても日本人観光客や留学生が多い都市になります。そのため、必然的に日本人観光客向けの求人が増え、英語が苦手であっても仕事が見つけやすく、はじめてのワーホリをする人にとって大きな安心材料になります。

また、日本人同士のコミュニティーが発達しており、日本語の情報はインターネット、冊子、SNS、直接の対話からたくさん得ることができます。日本語で得られる情報量の多さはカナダ随一といっても過言ではありません。

また、日本食や日本製品を購入できるところがたくさんあり、食や生活で日本のものが手に入らず困る、ということがほとんどありません。

日本食や日本製品が入手しやすいというのは、海外生活において大きなメリットと言えます。

バンクーバー留学のメリット⑥ 語学学校の選択肢が広く、Co-op留学もできる

バンクーバーはカナダでもっとも語学学校の数が多く、選択肢が広いと言われています。初心者から上級者、アットホームな学校から厳しい学校、小規模から大規模など。その特長も多岐にわたっているため、自分に合った語学学校を見つけやすい都市になります。

また、英語を学ぶだけでなく、資格取得や今話題のCo-opに関しての選択肢も広く、自分の可能性を探ってみたい留学生にとってはうってつけの都市と言えます。以下バンクーバーの学校でとれる資格やCo-opのコースを一部ご紹介いたします。

≪取得できる資格≫

・Barista(バリスタ)※カフェの資格

・J-Shine(児童英語教師)※日本人向け

・TESOL(英語教師)

・通訳、翻訳

・指圧セラピスト

≪バンクーバーにあるCo-opのコース≫

・Hospitality Management (ホスピタリティ・マネジメント)

・International Hotel Management(インターナショナル・ホテル・マネジメント)

・Marketing&Sales(マーケティングアンドセールス)

・International Trade(インターナショナル・トレード)※国際貿易

・Business Management(ビジネス・マネジメント)

・Health Care(ヘルスケア)

・Travel&Tourism(トラベルアンドツーリズム)

上記はバンクーバーで取得できる資格やCo-opコースのごく一部となります。コースには必要な英語力スコアなど規定もありますので、資格取得やCo-opに興味がある人は、特にエージェントにしっかり相談することをおすすめします。

バンクーバー留学のデメリットとは?

ここまではバンクーバー留学のメリットについて紹介してきましたが、デメリットについても知っておきましょう。デメリットを知ることで正しい選択ができ、現地に到着する前に対策できることもあります。

バンクーバー留学のデメリット① 雨が多い

バンクーバーは「レインクーバー」と呼ばれるくらい雨が多く、10月から4月の雨季は降水量が増えます。特に11月から1月は降水量が多く、日本でいう梅雨の時期がこの期間はずっと続くというイメージでよいでしょう。

毎日の様に雨が降ると気分が滅入ってしまう人も少なくありません。気温は温暖で過ごしやすいのですが、どうしても雨が苦手で天候によりモチベーションが下がってしまう人や気圧の変化で体調を崩しやすい人にとっては大きなデメリットと言えます。

バンクーバー留学のデメリット② 日本人が多く、英語環境を作るのに苦労する

日本人が多いというのはいざという時に助けてもらえたり、言葉が通じないことによるトラブルが起こりにくいことなどメリットも大きいですが、同時に英語環境を作りにくいというデメリットにもなります。

語学学校に行っても街に行っても日本人と会わないという日はないくらい日本人は多いため、海外に住んでいるという実感が湧きにくいという点も否定できません。

日本人コミュニティーが整っていて何をするにしても日本語でできてしまうため、その環境に甘えてしまい、英語をほとんど使わず生活している日本人留学生がいることも事実です。

生活環境がよすぎることが原因で、英語環境が作れないということに悩む留学生も多いため、入国当初にどれだけ英語環境を作る努力をするかが留学生活を成功させるかどうかの分かれ道になります。

人間は弱い生き物ですので、自分に甘い環境を作ってしまうとそこから抜け出せなくなります。その甘い環境ができやすいというのもバンクーバーのデメリット。バンクーバー留学をする場合は、そのデメリットを理解したうえで、英語環境を作る意識を出発前から持っておいた方がよいと言えます。

バンクーバー留学のデメリット③ 物価が比較的高い

カナダの中でもアジアの富裕層が多いバンクーバーはカナダ国内での物価は比較的高めです。バンクーバーはカナダ第3の都市ですが、カナダ第2の都市モントリオールと比較した場合でも、すべてにおいてバンクーバーの方が高いという結果がでております。

以下、北米の都市別物価指数でモントリオールと比較した場合の数値です。

≪物価指数≫

バンクーバー  42位 74.39

モントリオール  71位 70.00

≪家賃≫

バンクーバー  22位 55.93

モントリオール  89位 32.75

≪家賃含む生活費≫

バンクーバー  23位 65.85

モントリオール  87位 52.78

参考:都市別北米物価指数2021(英語)

移民や人口増加傾向にあるカナダにおいて、特に人気のある都市のため、物価上昇は避けられないことに加え、チップの制度もあるため、外食で1,500円を超えることは普通です。

ワーホリの場合は仕事ができ、その分稼げるので入国当初だけきついと思いますが、長期留学の場合は基本的に収入もないため、生活費がかさむ部分はデメリットのひとつと言えます。

バンクーバー留学のメリット・デメリットまとめ

今回の記事ではバンクーバー留学のメリット・デメリットを詳しく解説してきましたが、以下にメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

・留学初心者でも安心できる環境

・観光スポットやイベントが多い

・気候が温暖で住みやすい

・航空便が多く、日本からのアクセスがよい

・語学学校の選択肢が広く、Co-op留学もできる

デメリット

・雨が多い

・日本人が多く、英語環境を作るのに苦労する

・物価が比較的高い

バンクーバーは都会の利便性と自然の素晴らしさを満喫したい、はじめての留学でも安心して生活したい、という人にとってはぴったりの街と言えます。

しかし、日本人が少ない都市で留学したいという人にとっては、自身の意識と努力で環境を作らなければなりません。言語の面も含め、生活しやすい環境が整い過ぎているからこそ、その環境に染まってしまいがちですので、入国当初は特に英語環境を作る様に動いていく必要があります。

しかし、気候も温暖で過ごしやすく、語学学校の選択肢の広さや資格取得、Co-op留学もできるなど多くのメリットがある留学都市になります。その特長をよく理解し、学校選びや都市選びをしっかり留学エージェントに相談して、最高のバンクーバー留学生活を送れる様にしましょう!

この記事を書いた人

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