TOEICとは? -スコア、テスト内容から受験申込まで-

進学や就職をする際、TOEICのような英語力を証明できる資格などを持っていると有利です。英語の能力テストには様々な種類がありますが、特に日本や韓国などでは大学の単位取得や就職活動に活用できる国際的な試験としてTOEICのスコアが重視されています。TOIECのテスト出題方法や受験方法、オーストラリアでの受験会場などについて解説します。

TOEICとは

TOEIC(トーイック)は「Test of English for International Communication」の略称で、非・英語ネイティブの人を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を測るテストです。

TOEICのスコアは主に、日本韓国での大学進学・就職の際に能力の指標の1つとなりますが、一方で英語圏では存在をあまり知られていないテストでもあります。ただ、日本国内での就職を考えている人や、まだ英語力を示す資格を何も持っていない人などにとっては、適した英語能力試験といわれています。

なお、TOEICとTOEFLの違いについては以下の記事で解説しています。

参考:TOEFLとは? -スコア、テスト内容から受験申込まで-

TOEICの種類

TOEICの試験は4つの種類があり、選んで受験することができます。

  • TOEIC Listening & Reading Test
  • TOEIC Speaking & Writing Test
  • TOEIC Speaking Test
  • TOEIC Beige Test

以下、特に受験者が多い「TOEIC Listening & Reading Test」(聞き取りと読み取り)にポイントを絞って解説していきます

他の3種類については受験料やテストの特徴などが異なるため、TOEIC主催団体の公式サイトを参照してください。

TOEICのスコア

合否判定ではなくスコア判定方式で、回答方式はマークシートです。マークシートとはいえ設問の数が非常に多いことでも知られ、英語力の強化以外に、試験時間を効果的に使うための受験対策も必要となります。

公式にはスコア(得点)の有効期限はありませんが、企業や大学によってはスコアの有効期限を設けており、一般的に2年以内の試験結果が有効とされます。

TOEICを受験することで、現在の自分の英語力を客観的に把握できるほか、以下のようなメリットも挙げられます。

  • 日本では約7割の上場企業が採用時にTOEICのスコアを参考にするため、就職活動に役立つ。また、約16%の上場企業では、移動、昇進、昇格の要件としている。
  • 日本の約5割の大学では、TOEICのスコアを大学入学試験に活用。各大学が定めた、一定以上のスコアを入試の出願要請の一部、合否判定の一部、英語試験の免除要件にしている。
  • 同じく日本の大学の約5割では、TOEICを単位認定にも活用各大学が定めた一定以上のスコアを取れば大学の単位が取得できる仕組み。

これから進学する人にとっても、大学在学中の人にとってもTOIECは非常にメリットの大きい試験であることが分かります。留学生でも、英語のブラッシュアップと能力のチェックのために、日本への帰国の間際や直後に受験するという人が少なくありません。

試験項目と内容

TOEICはビジネスシーンの英語や日常会話がベースとなっており、特に日本・韓国人のビジネスパーソン向けのテストなので、日本人が苦手とするポイントも踏まえて作られています。

実際のテストの流れは、①リスニング・セクション、②リーディング・セクションの順で進んでいきます。

リスニング・セクション(45分、100問)

Part 1:写真描写(6問)

  • 問題用紙には、各問に1枚「写真」が提示されている。4つの文章を読み上げる音声が放送され、その中から最も各写真の描写に近いものを選ぶ。

Part 2:応答問題(25問)

  • 問題用紙には何も書かれていない。1つの文章あるいは、質問が放送された後、質問の答え、または後に続く文章の選択肢が3つ放送される。その中から最も適切なものを選ぶ。

Part 3:会話問題(39問)

  • 問題用紙には、設問とそれに対する4つの選択肢が記載されている。2〜3人の会話が放送され、それを聞いて設問に適した選択肢を1つ選ぶ。1つの会話につき、1つの設問のみ。

Part 4:説明文問題(30問)

  • Part 3と同様に、問題用紙には設問とそれに対する4つの選択肢が記載されている。アナウンスやナレーションなどのミニトークが放送される(Part 3より尺が長め)。それを聞いて設問に適した選択肢を1つ選ぶ。各ミニトークに対して3つの設問がある。

リーディング・セクション(75分、100問)

Part 5:短文穴埋め(30問)

  • 不完全な短文を完成させる。選択肢は4つ(単語、句)。

Part 6:長文穴埋め(16問)

  • 不完全な長文を完成させる。選択肢は4つ(単語、句、一文)。

Part 7:文書読解(54問)

  • 1つの文書の読解(29問):1つの文書に対して複数の設問がある。各設問に対し4つの選択肢から適切なものを選ぶ。文書内に、新たな1文をどこに挿入する箇所を選ぶ問題もある。
  • 複数文書の読解(25問):複数の文書。その他は上記と同じ

申し込みと受験方法

日本での申し込み・受験方法

日本では大学など数多くの会場で受験することが可能です。

受験料:5,725円

TOEIC運営団体の公式サイトまたは、コンビニ端末からの申し込みの際に受験地を選択できます。申し込み後、郵送で受験票が到着し、証明写真を貼って返送します。

試験当日は、受験票、本人確認書類(運転免許証、学生証、パスポートなど)、筆記用具を忘れずに持参しましょう。

オーストラリアでの申し込み・受験方法

日本より会場数は少ないものの、オーストラリア国内でもTOEICの受験が可能です。オーストラリア留学やワーキングホリデーで英語力を鍛え、帰国後すぐにスコアを就職活動などに利用したい人はぜひオーストラリア国内での受験も検討してみましょう。

受験料:180ドル

TOEICの公式会場(英語学校や資格試験テスト会場)で事前に直接申し込み手続きをするほか、オンラインでの申し込みも可能です。

試験は4週間に1回のペースで開催されており、日程はオーストラリアの公式TOEIC情報サイトから確認できます。

オーストラリア国内のTOEIC公式受験会場

オーストラリア国内では以下の都市にTOEIC受験会場があります。詳しい会場情報はオーストラリアの公式TOEIC情報サイトのページ下部に掲載されています。

  • ニューサウスウェールズ(NSW)州
    コフスハーバー、シドニー
  • クイーンズランド(QLD)州
    ケアンズ、ウィットサンデーズ、ブリスベン、ゴールドコースト
  • ビクトリア(VIC)州
    メルボルン
  • タスマニア(TAS)州
    ホバート
  • 南オーストラリア(SA)州
    アデレード
  • 西オーストラリア(WA)州
    パース

※当ページに記載の情報は2018年2月現在のものです。

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