オーストラリアのバックパッカーズホステルの解説

オーストラリアを始めとする海外の国でよく見かけるバックパッカーズ・ホステル。日本ではバックパッカーズ、ホステル、ゲストハウスなど様々な呼び方がありますが、オーストラリアのバックパッカーズ・ホステルは安価で気軽に泊まれる宿としてワーキングホリデーや留学、観光で滞在する人に人気です。オーストラリアのバックパッカーズ・ホステルの宿泊料金や設備、便利な利用法や滞在のメリット、デメリットについて詳しく解説します。

バックパッカーズ・ホステルとは

バックパッカーズ・ホステルはアメニティー・サービスのない完全素泊まりの、安価で泊まれる宿のことを指します。また、基本的にバスルーム、トイレ、キッチンなどの設備は宿泊客が共同で利用するようになっています。

日本ではバックパッカーズ(バッパー)、ゲストハウス、ホステルなどと呼ばれることがありますが、基本的に同じものを意味しています。ゲストハウスという呼び方は海外ではあまり使われていないため、今回はバックパッカーズという言葉を使って紹介していきます。

滞在の目的

バックパッカーズに滞在する目的は人それぞれですが、主に以下のような利用目的が挙げられます。

  • 旅行での滞在
  • 留学、ワーキングホリデーでの最初の一時滞在
  • 海外出身の友達を作る

バックパッカーズは安い料金で泊まることができるため、旅行の費用を抑えたい人が泊まるケースや、留学やワーキングホリデーで入国してから住む家が見つかるまでの一時滞在先としての利用が多く見られます。また、オーストラリアのバックパッカーズはイタリア、フランスなどヨーロッパ出身者の利用が比較的多く、キッチンやリビングも共同で人とコミュニケーションを測るチャンスが多いため、オーストラリアで海外出身の友達を作りたい人にもおすすめです。

宿泊費用の目安

オーストラリアのバックパッカーズの宿泊費用は部屋タイプにより異なりますが、いずれも非常に安価に抑えることができます。以下の相場はドミトリータイプ(相部屋、下記で説明)の場合です。

【シドニー市内のバックパッカーズの相場】

1泊35豪ドル(約3,000円)前後

※1豪ドル=85円の為替レートの場合

個室を利用するともう少し料金相場が上がりますが、それでもホテルに滞在するより宿泊費用を安く抑えることができます。

バックパッカーズの設備について

 

バックパッカーズの部屋の種類は、ドミトリー・ルームシングルまたはツイン・ルームがあります。また、共同スペースはキッチン、バスルーム、リビングなどです。

部屋タイプ

それぞれの部屋のタイプは、1部屋あたりのベッドの数(収容人数)で分けられます。

ドミトリー・ルーム(相部屋)

ドミトリーとは1部屋に4〜12人ほどが泊まれるようになっている、いわゆる相部屋のことです。一般的なドミトリー・ルームのタイプとしては、①男女共同、②男性用、③女性用の3種類があり、宿泊予約の際に選ぶことができます。最も安いのは男女共同のドミトリー・ルームです。

ドミトリー・ルームで多いのは、ベッド計4〜8台という部屋です。1部屋に多くの人が泊まれるように2段ベッド(バンク・ベッド)になっています。ベッド数が多いほど夜間に物音などで気を使う機会も増えるため、ベッド数が少ない部屋ほど料金が高く、ベッド数が多い部屋は安い傾向があります。

男女共同の部屋はカップルなどの利用者が多いようですが、異性のいる部屋に宿泊すると着替えの際などに不便なので女性専用、男性専用のドミトリーを好む人も多いです。

シングル、ツイン・ルーム

シングル・ルーム(ベッド1台の1人部屋)ツイン・ルーム(ベッド2台の2人部屋)といった個室はドミトリー・ルームに比べると料金は高いものの、ホテルに比べると安価です。友達同士やカップルなどで宿泊する際、ドミトリー・ルームだと他の人が寝ていて部屋では話しづらいため、ツインまたはダブル・ルーム(ダブル・ベッド1台の2人部屋)が便利です。

ベッドのタイプは各バックパッカーズによって異なりますが、ツイン・ルームの場合は2段ベッド、またはシングル・ベッドが2台あります。また、個室の場合には専用のシャワーやトイレがある場合もあり、この場合は料金が少し高くなります。

共同スペース

バックパッカーズでは、キッチン、シャワー、トイレ、リビングなどを共同で利用する形式になっています。他に、食事ができる広いバルコニーや、テレビ室、ビリヤードやゲームができる遊戯室などが用意されているバックパッカーズもあります。

キッチン

共同キッチンには調理器具などが備えてあり、自由に使うことができます。ただし、使った後はきれいに洗って元に戻すことがマナーです。

【共同キッチンにあるもの】

• 冷蔵庫
• 電子レンジ
• 電気ポット
• 鍋、フライパンなどの調理器具
• お皿、カップ類
• フォーク、スプーン、ナイフなど

バックパッカーズによって異なりますが、基本的に上記のものは備え付けてあるので自炊をするときに困ることはありません。ただし、塩、コショウ、油、しょうゆなど調味料は用意されていないので各自で用意する必要があります。

また、冷蔵庫は全ての宿泊客が使うため、自分のものがどれか分かるように名前を書いておいたり、袋に入れてまとめておくなどの工夫が必要です。きちんと管理していても誰かに使われてしまったり、盗まれるということもあるため、共同スペースゆえに起こり得ることとしてあらかじめ承知した上で宿泊し、貴重品は鍵がかかる場所以外に置かないのがルールです。

また、バックパッカーズのキッチンではさまざまな国の人が多様な料理を作っているので、見知らぬ人と会話が始まることもしばしばあります。まずは「What are you cooking?」などと簡単な英語から話しかけてみてはいかがでしょうか。

バスルーム(シャワー&トイレ)

シングルやツイン・ルームでは部屋に専用のシャワーやトイレがある場合もありますが、基本的にバックパッカーズのシャワーやトイレは共同で、24時間利用が可能です。バスルームの数はバックパッカーズの規模によって異なりますが、古いタイプのバックパッカーズだと宿泊可能人数に対してギリギリの数のシャワーしかなかったり、十分な量のお湯が出ないところもあります。

設備については予約サイトの詳細情報や口コミ情報を確認すると必ず書かれているので、事前に確認しましょう。情報を見て不安に思う要素が多い場合は、予約前なら簡単に別のバックパッカーズを選ぶことができます。また、バックパッカーズのバスルームには基本的にバスタブはありません。

また、バックパッカーズにはアメニティー類も一切ないため、各自用意する必要があります。

その他の共同利用設備

その他、バックパッカーズ内の共同利用設備としては以下のものがあります。

  • テレビ・ルーム(リビング)
  • ランドリー(洗濯室)
  • ビリヤード台
  • 卓球台
  • ジム、プール

テレビ・ルームはほとんどのバックパッカーズにありますが、他はバックパッカーズによって異なります。テレビの音声はもちろん英語、字幕があっても英語字幕です。ランドリーは有料です。

バックパッカーズ宿泊における必需品

バックパッカーズには基本的にアメニティーが何もないので、全て自分で用意する必要があります。持参、もしくは現地で購入しましょう

  • シャンプー、コンディショナー
  • ボディソープ
  • 洗顔
  • クレンジング剤
  • スキンケア用品
  • 歯ブラシ、歯磨き粉
  • バスタオル
  • フェイスタオル
  • ヘアドライヤー

ヘアドライヤーに関してはレセプション(受付)に頼めば貸してくれるところもあるので、必要な人は宿泊前に確認をしておきましょう。日本のヘアドライヤーを持参して使用する場合には変圧器(5,000円前後)が必要になるので、ヘアドライヤーにこだわりのない人は現地で買えるもの(20ドル程度)をおすすめします。

その他、バックアパッカーズに泊まる際は以下の物もあらかじめ持参すると非常に役立ちます。

  • アイマスク
  • 耳栓
  • チェーンやワイヤー・タイプの鍵

ドミトリー・ルームに宿泊する場合、夜遅くに宿に帰ってくる人がいたり、早朝から仕事にいく人がいたりと、それぞれに生活リズムが異なります。消灯時間があるため夜中に電気を点ける人はいませんが、ドアの開閉で光が入ってきて目が覚めることもあるので、心配な人はアイマスクを持っていきましょう。

また、耳栓も必需品です。イビキをかく人がいなくても、物音で目が覚めることを防ぎ、ドミトリー・ルームでも快適な睡眠を取ることができます。

バックパッカーズにはどんな人が宿泊しているか分からないので、盗難などのトラブル防止のためにを1つは用意することをおすすめします。バックパッカーズによっては各部屋に人数分のロッカーがあることがあるので、貴重品や自分の荷物はそこに入れておくことが可能ですが鍵は付いていません。日本の100円均一店などでも購入可能で、後々シェアハウスでの盗難防止にも活用できるので、持っていて損はありません。チェーンやワイヤー式の鍵であればスーツケースとベッドをつないでおくこともできます。南京錠やナンバー・ロックのタイプの鍵があります。

バックパッカーズ利用の注意点

予約前の注意点

バックパッカーズを予約する前には必ず宿泊者の口コミ情報をチェックしてください。各予約サイトに掲載されている実際に宿泊した人の口コミや評価を見て条件に合わないようであれば、他の宿泊先に変更しましょう。また、Wi-Fiの有無(有料・無料、時間制限)、ドライヤーの有無など館内設備の確認も重要です。もしウェブサイトを見ても分からないことがあれば、バックパッカーズに直接メールで相談や問い合わせをすることもできます。

宿泊時の注意点

宿泊における注意点としては、やはり盗難です。特にたくさんの人が出入りするドミトリー・ルームでは実際に盗難のトラブルも発生することがあります。お金やカメラ、パソコン、ブランド品などの高価なものは鍵のかかるロッカーかスーツケースに絶対に入れておきましょう。あらかじめ対策しておくことで盗難事件を防止でき、同室の人を疑わずに済むので、気持ちよく過ごすためにお互いに最も注意を払いたいポイントです。逆に、海外では何も盗難対策をしないのは常識に外れたことだと認識して過ごしましょう。

バックパッカーズ滞在のメリット、デメリット

バックパッカーズ宿泊におけるメリット、デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

【メリット】
・料金が安い
・友達を作りやすい
・当日予約も可能

【デメリット】
・生活用品は自分で準備が必要
・気を遣うところが多い
・清潔感はないところもある

前述した通り、バックパッカーズ宿泊の一番のメリットは料金が安いことです。シドニー中心部では、ビジネス・ホテルの素泊まりでも1泊1万円以上。しかし、バックパッカーズの場合は1泊平均2,500円ほどなので、宿泊コストをかなり安く抑えることが可能です。アメニティー類は自分で用意しなければいけなというデメリットもありますが、それでも総合的にコスト面ではかなり抑えることが出来ます。

シドニー・エリアのバックパッカーズおすすめ3選

シドニーセントラルYHA

バックパッカーズに初めて泊まる方にオススメしたいのがYHAです。シドニーセントラルYHA(Sydney Central YHA)は、ターミナル駅であるセントラル駅のすぐ隣にあるので、シドニー到着直後の宿としても便利です。

また、YHAは世界60カ国以上の国に4,000軒以上あるバックパッカーズのチェーンなので、設備もしっかりしていて初めてのバックパッカーズ宿泊でも安心です。YHAの会員証(登録料2,500円程度)を作ってから予約すれば割引もあるので、長期滞在予定の人や今後いろいろな国に行く予定の人は持っていると安心です。

ただ、シドニーセントラルYHAは人気のバックパッカーズです。1週間前には予約が埋まっている可能性が高いため、早めの予約をおすすめします。

Sydney Central YHA

住所:11 Rawson Place, Sydney NSW
アクセス:セントラル駅から150m、徒歩3分以内
宿泊料金:1泊3,500円程度〜
主な設備など:
Wi-Fi(共同エリア無料、客室有料)
セキュリティーボックス
ランドリー
プール、サウナ
ビリヤード
カフェ、バー
チェックイン24時間対応
駐車場

予約URL(Booking.com)
http://www.booking.com/Share-9RXQzF

 

ビッグ・ホステル

ビッグ・ホステル(Big Hostel)は、セントラル駅から徒歩5分ほどの便利なバックパッカーズです。予約サイト「Booking.com」での評価も高く、清潔感のある宿として知られています。他のバックパッカーズではあまりないことですが、朝食(パンなど簡単なもの)が付いているので、出かける前の時間や手間の節約にもなります。また、セキュリティー・ボックスもあり、部屋はオートロックなので、初めてのバックパッカーズ宿泊でも貴重品の管理がしやすいです。

Big Hostel

住所:212 Elizabeth Street, Surry Hills NSW
アクセス:セントラル駅から360m、徒歩5分
宿泊料金:1泊3,000円程度〜
主な設備など:
無料Wi-Fi(公共エリアのみ)
セキュリティー・ボックス
ランドリー
24時間対応フロント
チェックイン14:00〜23:00
チェックアウト11:00まで
朝食あり

予約URL(Booking.com)
http://www.booking.com/Share-aEzYHO

 

ベース・シドニー

ベース・シドニー(Base Sydney)は、シドニーの中心地であるタウンホール駅(セントラル駅から1駅)から徒歩約3分のとても便利な立地にあります。タウンホール周辺は便利なショッピングセンターやスーパーマーケット、また語学学校もたくさんあるエリアです。タウンホール周辺の学校に通われる方には特におすすめのバックパッカーズです。

Base Sydney

住所:477 Kent Street, Sydney NSW
アクセス:タウンホール駅から200m、徒歩3分
宿泊料金:1泊2,700円程度〜
主な設備など:
ホテル全域にてWi-Fi利用可(有料)
セーフティボックス
ランドリー
24時間対応フロント
ビリヤード
カフェ・バー
ドライヤーあり

予約URL(Booking.com)
http://www.booking.com/Share-EcveGp

宿泊予約サイト

オーストラリアのバックパッカーズを予約する際に便利な以下の宿泊予約サイトは、日本語にも対応しています。シドニーだけでなく、メルボルンなど他の主要都市のバックパッカーズ情報も検索可能です。

【Booking.com】
https://www.booking.com

【Expedia(エクスペディア)】
https://www.expedia.co.jp

【Hotels.com】
https://jp.hotels.com

まとめ

今回は、海外での宿泊先の選択肢の1つであるバックパッカーズについて紹介しました。

YHAなど有名なバックパッカーズは日本人も多く利用しているため、タイミング次第では滞在中に日本語を耳にすることもあるかもしれません。有名な宿は設備もしっかりしているため、最初のバックパッカーズ滞在は予算が合えば、人気のバックパッカーズへの宿泊をおすすめします。予約サイトの口コミに日本語の情報があるケースもあります。

予約サイトやバックパッカーズのウェブサイトを見ても不安や分からないことがある場合は、ためらわず気軽に相談してみてください。

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