【コロナ禍・留学準備】留学前英語の基礎固めが留学成功のカギ!

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「海外に住めば自然と英語がはなせるようになるため、日本にいる間は英語の勉強は必要ない」という話を聞いたことはありませんか?

残念ながら、この話を信じて英語の基礎を固めないまま留学に行き、失敗に終わってしまった話をよく耳にします。

英語の基礎は、英語力を伸ばすための大切な一歩であり、疎かにしてしまうと正しい英語を話すことができないため、英語初心者が特に重きを置くべき項目です。

今回は、留学前の英語の基礎固めが大切な理由と英語の4技能をバランスよく伸ばす勉強法をみていきます。

留学前の英語の基礎固めが重要な3つの理由

人 階段 上る留学前の英語の基礎固めが重要な理由はなんでしょうか?

①英語の基礎を知らなければ正しい英語は話せない!

英語の基礎知識がなくとも、なんとなく英語を話すことができるようになるかもしれませんが、いつまでたっても中途半端な「壊れた英語」からは抜け出せません。

英語の基礎知識があると、英語の習得スピードも上がりますし、ビジネスシーンなどでも使える「正しい英語」を身に着けることができます。

②英語圏で生活するだけでは英語力は向上しない

英語圏で生活をすれば英語は自然と上達するという考えでは英語力の向上を目的とした留学の成功から遠ざかってしまう可能性が高いでしょう。

第二言語の習得には、バランスの取れたインプット(英語の基礎を学ぶ)とアウトプット(英語を話す機会を設ける)を続けることが欠かせません。留学に行った際に、アウトプットに重点をおけるように日本にいる間に英語の基礎知識を身につけておくことが得策です。

③実は日本の英語学習環境は世界トップレベル

日本の英語教材は、日本人の英語習得の研究を元に編集された項目選別、日本人の弱点補強に最適化されたユーザーの使いやすいデザインや構成となっているものが多く、日本人が英語を学習するには最適のツールです。

意外にも日本の現在の英語教育は自国で完結出来るほどに進歩しており、留学や海外経験がない人でも英語をある程度のレベルまで取得したという事例が数多く存在します。

このような英語学習環境の利点を上手く取り入れることによって日本国内にいる間に英語の基礎を固めておくと、留学した際の英語力の伸びをより実感できるでしょう。

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英語の基礎とは(4技能と3知識)?

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英語の4技能①/リスニング(聞く能力)

リスニングとは、英語を聞き取り、意味を理解する力です。

耳に入る音を英語として認識する聞き取りと、聞き取った音を母国語の意味とリンクさせて内容を理解する意味取りの2要素から構成されています。

英語の4技能②/リーディング(読む能力)

リーディングとは、英語の文章を正確に、素早く読み取る能力です。

第二言語である英語を正確に、素早く読み取るには、英語を英語のまま理解する英語脳の構築が不可欠です。

パラグラフ構成を意識して、スキャニング(大量の文章から特定の情報を探し出すこと)やスキミング(文章の要点をすくい取り、全体の大意を理解すること)の精度を高める必要もあります。

英語の4技能③/ライティング(書く能力)

ライティングとは、違和感なくスムーズに読め、的確な情報の伝達ができる英文を書く能力です。

英文法・語彙の知識のほか、英文やパラグラフ構成のルールなどを知っておく必要があります。

英語の4技能④/スピーキング(話す能力)

スピーキングは、英語を話してコミュニケーションをとる能力と、自分の考えや意見をまとめ、相手に伝える能力、この2つの領域に分かれます。

領域①/会話など相手ありきのやり取り

相手ありきの「やりとり」は、双方向でのコミュニケーションを取ることを目的としています。そのため瞬時に相手の問いかけに答えることのできる適応力が必要となります。

領域②/自分の意見をまとめ、発表すること

「発表」の領域は、率直に自分の考えを述べる、もしくは、調べた情報などをプレゼンテーションを通して伝え合う活動を指します。質疑応答・感想を交換するといったやりとりも含まれます。

英語の知識①/文法

英語と日本語の言語間距離は、もっとも遠い組み合わせであると言われています。つまり、英語と日本語では文法の共通点が少ないということです。

文法の基礎とは語順(文型)であり、英語との文法的な共通点が少ない日本語を話す日本人にとっては、英語の語順感覚を身につけることが最優先です。

英語の知識②/語彙

語彙力は前述した英語4技能の全ての基礎となっており、英語力は語彙力に比例して伸びるとも言われています。

一般的に文章を完全に理解するためにはその文章中の95〜98%を理解している必要があると言われています。例えば、約500単語の文章の中に、知らない単語が10〜25単語以上あると文章の意味を完全理解することは難しいでしょう。

英語の知識③/発音

発音知識の不足は、文法も単語も間違っていないにも関わらず話したことが正しく相手に伝わらない、英語が聞き取れない、単語が覚えられないなどの問題を引き起こします。

「日本人は英語が苦手な人が多い」と言われる要因は、英語の発音知識の大切さを理解していないがために、発音の訓練を疎かにしているためです。

発音知識の強化は、英語力の向上はもとよりTOEICなどのテスト対策においても重要であり、特に英語学習を始めた初心者が最初に取り組むべき課題です。

英語の発音を上達させるためには、英語学習の中にシャドーイングなどの発音練習を組み込むとよいでしょう。

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具体例:留学前に取り組むべきこと

女性 図書館 勉強 パソコン ノート 鉛筆留学先では、英語環境に身を置く利点を最大限に活かして、スピーキング力の向上に努めたいものです。そのためには、日本で取り組むことのメリットの大きい文法と単語を留学前に徹底的に鍛えましょう。

基礎ができている状態とは少なくともTOEICで600点以上が取れる状態のことを一般的に指します。TOEICを受ける時間的余裕がないという人は最寄りの書店で、中学レベルの参考書を手に取って9割以上理解できているかを調べてみるとよいでしょう。

留学中は店先での注文や店員との会話など普段の何気ない会話のやりとりも必要となります。テレビやラジオの英語講座などを聞いたり、海外ドラマを観たりして身近なところでの英語のやりとりに慣れておくのもよいでしょう。

具体例:留学中に取り組むべきこと

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留学をしたが、日常に慣れていくとごく限られた会話のみで過ごしてしまい学んだことをアウトプットする場があまりなかったという声もよく聞きます。英語力を伸ばすためには、留学先で英語を使えるようにするための工夫を自ら生み出していく必要があります。

例えば、ホームステイをしているなら、毎日必ず〇〇分はホストと話す機会を設けるなど目標をつくり自ら積極的に話しかけてみるようにしましょう。

また、学校が提供する課外活動に参加したり、地域コミュニティーのボランティア活動やイベントに参加するという方法もあります。

留学中は英語のアウトプットに集中することも大切ですが、日本から持ってきた英語教材などを使い引き続きコツコツと学習をすることも英語力の維持や、英語力をさらに伸ばすためにも重要です。

具体例:留学後に取り組むべきこと

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留学後の課題として英語のスピーキングが練習できる場の確保がよく挙がります。

オンライン英会話を受講したり、英会話アプリを登録することで英語を話す機会を確保することができるでしょう。

英語学習はやり方よりも毎日習慣化して続けていくことが重要ですが、多くの人が留学後はモチベーションを失い、英語力の向上を諦めてしまいます。
それを防ぐためには、朝起きて歯を磨く際に必ず3分単語帳を開くなど、簡単なことでもきちんと毎日の生活に英語学習を組み込んでいくことが重要です。

技能別:英語の基礎を固めるための勉強法

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リスニング(聞く能力)の勉強法

まずは、「聞き取れない音は何か?」「なぜ聞き取れないのか?」を把握することが必要です。レベルに合った教材を使用することで、効率よく苦手を克服しスキルを向上することができます。

現在のレベルを把握したあとは、まずは英語の語順に慣れ、英語を英語のまま理解するための訓練「スラッシュ・リーディング」に取り組みましょう。

英語の語順に慣れてきたら、英語を聞き取る能力の向上をはかりましょう。音声教材を使った音読練習(シャドーイング・オーバーラッピング・リーディング)が効果的です。

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リーディング(読む能力)の勉強法

英文に慣れることからはじめましょう。多読を行い、とにかく英語に触れる機会を増やしていきましょう。初心者で、「英文は難しすぎて読むのが苦痛だ」という場合は英語のマンガからはじめてみると楽しく学習を続けることができます。

英文をある程度のスピード、かつ、正確に意味をくみ取って読むためには、日本語を介在せず英語を英語のまま理解することと、英語の語順通りに読む必要があります。

スラッシュ・リーディングで英文の構造を理解しながら、英語の語順のまま意味を取る訓練をしていきます。オーバー・ラッピングを組み合わせると英文を読むスピードの向上が計れます。

また、オーディオブックはリーディングだけではなく、リスニングのスキルアップにも有効ですので、是非、活用してみてださい。

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ライティング(書く能力)の勉強法

英語のライティングは、パラグラフ・ライティングという論理的に内容を分かりやすく伝えるための文章構成がとられています。

日本語のライティングとは書き方が異なることを意識しつつ、「イントロダクション」「ボディ」「コンクルージョン」の構成から成る、パラグラフ・ライティングの手法を学ぶことが大切です。

英語のライティングのルールには、省略形を使用しない、スラングなどの口語表現は使わないなども含まれます。SDS法やPREP法などの文章構成法の知識もインプットしましょう。

英語ライティングを高いレベルで完成させるには、総合的なスキルの向上が求められますから、多読や瞬間英作文などの訓練も有効です。

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スピーキング(話す能力)の勉強法

スピーキングは、母国語を介さずに英語で話したり、伝えたいことを英語の表現で話す訓練と、アウトプットに必要な語彙や文法などの蓄積という、インプットとアウトプットのバランスが非常に重要です。

正しい発音を知り、正しい口や舌の動きを意識することも忘れてはいけません。

まずは、伝えたいことを簡単な日本語の表現で言い換える練習をしましょう。複雑な表現をいかに分かりやすい文章に変換できるかがスムーズに英語を話すカギとなります。

平易な表現への言い換えができるようになったら、文法や語彙などの知識を総動員して英文を素早く構成する訓練をしましょう。

それと同時に、定型表現や覚えることや、簡単な表現を瞬時に英語に変換する訓練をするとよいでしょう。

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TOEIC学習は英語基礎固めに有効?

手 若葉TOEIC学習の1番のメリットは英語を基礎から学ぶ過程で、確固たる英語力を構築できることです。

「TOEICはビジネスシーンで使われる英単語しか出題されない」と思っている人もいるかもしれませんが、実際は日常会話や海外旅行中に使う英単語・表現も出題されます。

自分にとって身近な場面・問題を切り抜き、そこで実際に英語が使われている情景をイメージしながら学習することで、基礎となる単語やフレーズの記憶への定着が可能です。

またTOEICのパート5・6は文法問題が出題されるため、TOEICの勉強を通して自然と文法力をあげることが可能であることも大きなメリットです。

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「そうはいっても英語学習を本格的にしたことがなく、どこから手を付けてよいか分からない… …」という人が多いことも事実です。

そんな時は思い切って英語学習のプロの手を借りましょう。英語英語コーチングサービスでは、専属コーチが一人ひとりの英語学習の目標やレベル、苦手分野などを全て把握したうえで最適の学習プランを提案してくれたり、受講者が英語学習目標を達成できるように二人三脚で並走をしてくれます。

自分に最適な学習プランを作成してもらうことによって無駄や無理のない英語学習を続けることができ、目標達成へ向けて最短ルートで学習を進めることができます。

また、英語コーチングスクールによっては、専属コーチとの定期的なカウンセリングやスマホアプリを使った毎日の学習進捗報告もサービスに含まれているため、毎日の学習達成度の確認や具体的な学習アドバイスをコーチから得ることができたり、英語の疑問点や悩みをすぐにコーチに相談できるという利点もあります。

英語学習を始めてもモチベーションが続かず挫折してしまうことが多いという人には最適のサービスです。

【効果検証】イマ話題のコーチング、ティーチングとの違いは?

まとめ:留学準備に英語の基礎構築は不可欠!

 

ステップアップ ブロック
英語の基礎の構築は、英語学習の基本であり、英語能力の向上には必要不可欠です。コロナ禍で留学に制限がかかっていますが、日本にいる間にできる英語学習はたくさん存在します。きちんと英語の基礎を日本で固めておくことで、留学した際に英語力の向上のスピードが加速したり、多額のお金と貴重な時間を無駄にする可能性も低くなります。

「なかなか英語学習のモチベーションが続かない」「何から手をつけてよいのか分からない」という人は英語コーチングサービスを利用することも視野にいれてみてはいかがでしょうか?

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