ワーキングホリデー(以下ワーホリ)はほぼ条件なく海外で働くことができるという夢のようなビザです。
そんなワーホリのビザを取得してせっかく海外にやってきたのだからどうせなら、英語も使えて給料もいいローカルの仕事につきたいですよね。
今回はオーストラリアのローカルで実際に働いた私がローカルジョブのあれこれについてお伝えしたいと思います。
一般的に現地オーストラリア人が経営する会社にて働くことです。ワーホリの人がやることが多い仕事としては飲食店や建設業が多いです。
多くの日本人ワーホリの人が働く日本食レストランとの違いとしては下記のようなものがあります。
日本人や韓国人などのアジア人が少なくヨーロッパ人のワーホリや現地オーストラリア人が多いです。
ヨーロピアンは陽気でフレンドリーな人が多い印象です。
また、オーストラリア人は当たり前ですがヨーロピアンも英語が堪能な人が多く、英語力を伸ばすのに最適です。
シドニーの例になりますが日本食レストランの時給は法律を守っていないところがほとんどなのでAU$12~AU$16といったところです。
しかしローカルジョブの場合は法律を守っているのでNSWの場合は最低賃金であるAU$17.90(仕事と雇用形態によって違う)です。
オーストラリアでは雇用形態として下記の3つがあります。
日本食レストランは手渡しで税金も引かれないです。ローカルジョブの場合は上記給料から税金15%が引かれます。
それを込みでもローカルジョブの給料は最低AU$15.21(カジュアルならAU$19.01)なので大抵こちらの方が稼げます。
加えて、土曜、日曜、祝日はそれぞれ時給が高くなります。例えば私の職場ではそれぞれ時給が土曜がAU$5、日曜がAU$10ほど増えます。
祝日はなんと給料が2倍になります!
また、ローカルジョブの特徴としてスーパーアニュエーションという給料の9.5%を年金として貯めておいてくれる制度があります
この貯めてあるお金は帰国時にワーホリの人の場合35%ほど返ってきますので更にローカルジョブの方が稼げる計算になります。
ローカルジョブのもう一つの特徴として出勤、退勤時間が緩いというところがあります。
店によるのかもしれませんが、少なくとも私の働いていた店では1分前に出勤して文句を言う人は誰もいません。
また、2、3分遅れてくる人も結構いますが、笑いながらI’m late!みたいな感じで終わりです。
ローカルジョブのいいところばかり並べてきましたが、ではなぜワーホリの人たちはなかなかローカルジョブをしないのでしょうか。
ここではローカルジョブを得るまでの各種ハードルについて書いていきたいと思います。
日本人やアジア人がローカルで働けない一番の理由はまず間違いなく英語力が足りないことでしょう。
英語を今まで勉強して来なかった方が、オーストラリアで3ヶ月ほど語学学校にいった程度の英語力ではキッチン内の一部の仕事を除いて働くのは厳しいです。
更に言うなら、ヨーロッパから来ている母国語と英語の作りが近くガンガン英語が伸びていく方々と仕事ぶりだけでなく英語で勝負しなければいけないことを考慮するならば語学学校のUpper Intermediate(語学学校のレベルで上から2番目)のクラスを受講している程度ではきびしいでしょう。
しかし、英語力が足りずに日本食レストランで安い賃金で働くより最初にお金がかかってもしっかり勉強をしてから働いた方が結果稼ぐこともできると思います。
例1:日本食レストラン時給AU$14で1日5時間、月22日を8ヶ月働く場合
14×5×22×8= 12,320
例2: ローカルのカジュアルジョブ私の場合6ヶ月
(計算式が複雑になるので省略しますが時給は基本AU$23.61で深夜手当など別に付いていました)
税引後$16000ほど
上記は例ですが、例2の方が働いた期間は短いにもかかわらず稼げていると言うことがわかります。
ローカルジョブは日本食レストランと比べた場合探すのも大変です。
日本食レストラン場合は日本語で書いてあるオーストラリアの大手サイトを見れば求人がたくさん載っています。
しかしローカルジョブではそうはいきません。まず大前提として求人は英語です。
ローカルジョブを見つける方法としては下記のようなものがあります。
Gumtreeはオーストラリアで一番大きいWeb上の情報交換場所です。ここでは車の売買からルームメイト探し、求人情報まで載っています。
大抵、指定の連絡先に履歴書をメールで送って書類選考に通ると面接などをしてもらえます。
ただ、オンラインでは膨大な量の履歴書が送られてくるとのことなので、とにかく数を打たないといけません。
日本ではあまりないことですが、オーストラリアではごく普通に直接履歴書を配る方法が行われています。
忙しくないであろう時間に履歴書を持って店を訪れて、仕事を探している旨を伝えながら履歴書を渡します。
この時注意点としては絶対にマネージャーに渡すことです。他の人に渡しても捨てられるのが関の山とオーストラリア人が言っていました。
人づてに紹介してもらうのが一番簡単にローカルジョブをゲットできます。
私の場合は泊まっていたバックパッカーでたまたま同じ部屋だったイタリア人のバーテンダーが私の今の職場に履歴書を持って行ったら
「バーテンダーじゃないポジションしかない」と言われたと聞いてバーテンダー以外のポジションならあるのかと思って履歴書を持って行ったら仕事をもらえました。
また別の例では、ドラッグストアで働いていた知人に紹介してもらってローカルのドラッグストアで働くことができた人や私の知人では英語はほとんど話せないけど人からの紹介でローカルジョブをしている人もいます。
その方はなんと履歴書すら書いていないようです。
履歴書をメールで送ったり、直接持って行った後にそのお店が自分に興味を持ってくれれば面接となります。
一通りの自己紹介の後はまず経験を聞かれたりします。基本的にここで見られるのは経験と英語力だと思います。
オーストラリアでは日本以上に経験を重視します。もしやりたい仕事がある場合日本で経験しておくと断然有利になります。
一部の方は、経験がなくても「有る」と言い張って仕事を見つけたりすることもあるそうです。
また、英語力については上述の通りですが、ヨーロピアンや下手をするとカナダ人やイギリス人などの英語ネイティヴと勝負しなければいけません。
とにかくできる限り英語を伸ばして面接に挑むことが求められます。
それ以外では、働ける曜日や時間を聞かれたり、いつから働き始めることができるかなども聞かれます。
面接が上手くいけばとりあえずトライアルすることになります。
私の場合は次の日の夕方にトライアルをすることになりました。
職種によるとのことですが、私の場合はトライアル2時間までは無給でそれ以上の場合は有給でした。
日本人は真面目なので言われたことをひたすらしっかりやれば大丈夫だと思います。
あとは、上司だけでなく同じ立場で働く人の意見も参考にされるそうなので、なるべくフレンドリーに対応するといいです。
オーストラリア人の知人はトライアルまでいったら大体受かるといっていました。
ワーキングホリデーで何をしたいかはそれぞれ人次第ですから誰がどこで何をしていても異議を唱えるのはお門違いでしょう。
しかし、もしお金を稼ぐことや英語を勉強することが目的であるなら絶対にローカルジョブをゲットするべきだと思います。
目標をしっかり達成できる楽しいワーホリにするために頑張りましょう!
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