【ラグビー留学】オーストラリアとニュージーランドの比較

ラグビー代表、ワラビーズ(オーストラリア代表)とオールブラックス(ニュージーランド代表)が毎年戦う、ブレディスローカップは世界のラグビーファンを熱狂させ、両国のラグビーレベルの高さを象徴しております。

そんな両国はラグビー留学の留学先としても人気です。本記事ではそんなオーストラリアとニュージーランドのラグビー留学の比較をしてみました。

ラグビー留学について

ラグビー留学とは、世界のラグビー強豪国にラグビーをしに、また人によっては語学や大学進学、仕事をすることを目的にする留学のことです。ラグビー強豪国に留学をすることで、日本ラグビーとはまた違った視点から自分自身のラグビーパフォーマンスや考えに磨きをかけることができます。

また日本とは違う海外文化に触れることで新たな価値観を身につけることができ、人間力を豊にし、現役引退後の人生にも大きな影響を与えることが間違いありません。

【大人気の留学地】オーストラリアとニュージーランド

ラグビー留学の人気の留学先として、オーストラリアとニュージーランドがあります。両国共に、ラグビーW杯でも優勝経験のあるいわずと知れたラグビー王国です。一般留学の留学先としても人気の誇る両国は、日本からのアクセスも抜群であり、時差もあまりないことから日本にいる家族とも連絡がとりやすく、また治安がいいことでも評判です。

オージー(オーストラリア人)、キウィ(ニュージーランド人)共に、人柄がいいことが有名で自然を愛し気さくな国民性は、人気の留学先として選ばれる大きな理由の一つでしょう。

青々とした芝生をどこの学校、ラグビークラブも有しており、パブリックの公園ですらしっかりと管理された芝生が広がります。そんな綺麗な芝生で、子どもたちがラグビーボールで遊ぶ姿がどこに行っても見られるのも両国の魅力です。

オーストラリアとニュージーランドのラグビー留学の比較

ラグビー留学の留学先として人気の両国をここでは徹底比較!

①ラグビーのレベル

オーストラリア

ワラビーズの名で親しまれゴールデンジャージーを見に纏うラグビーユニオン・オーストラリア代表は、ラグビーW杯で2度の優勝経験を誇る、世界でも有名なラグビー強豪国の一つです。伝統的にランニングスタイルのラグビーを得意にすることから、オーストラリアに多く生息するすばしっこいカンガルー科の小型動物ワラビーに例えられワラビーズと呼ばれるようになりました。

また他国とは比べ物にならないぐらい、フットボール大国であることがオーストラリアのラグビーの強さの秘訣で、それは15人制のラグビーユニオンだけではなく、13人制のラグビー・リーグ、オージールールと呼ばれるオーストラリアン・ルールズといわれる同じ楕円球を使った激しいコンタクトが魅力的なスポーツが同国ではユニオン以上に人気なことです。

またラグビー・リーグ、オージールールからユニオンへの競技間移籍も多く行われるため、フットボール大国オーストラリアは、人財の宝庫であり、フットボールの圧倒的な競技人口は長年同国代表の強さの秘訣であり、これからも衰えることを知らないでしょう。

ニュージーランド

ラグビーを観たことがない人でも一度は「オールブラックス」という名を聞いいたことがあるのではないでしょうか。ラグビー王国ニュージーランドは誰もが認めるラグビーユニオンの王国であり、世界一の名を世界に轟かせております。

その強さの証拠にW杯優勝回数も世界最多の3回を誇ります。国民をいつまでも魅了し続けるオールブラックスは、圧倒的強さを誇り、2019年のW杯こそイングランドに敗れ、優勝の座を南アフリカに受け渡すことになりましたが、唯一、あの南アフリカを予選リーグで破ったのはオールブラックスなのです。

同国も人材の宝庫といわれており、スター選手が代表を引退しても次々にニューカマーが現れ、新たなスター選手が誕生し続けております。

 

②ラグビーが上手くなるための環境

オーストラリア

多国籍国家であるオーストラリアにはオーストラリア人だけではなく、隣国の強豪ニュージーランド、南アフリカ、トンガ、サモア、フィジーといったラグビー強豪国から多くのコーチ・プレーヤーが移住しており、オーストラリアだけではなく他国のラグビーカルチャーを感じ、ラグビー指導を受け、トレーニングをすることができます。

また15人制ラグビーユニオンだけではなく、13人制ラグビー・リーグ、オージルールといった他の楕円球を使ったフットボールが人気であり、そんな他のフットボールから得ることができるスキルや考えがオーストラリアでラグビーをしていると多くあるため、ラグビーが上手くなるための環境に最適といえます。

また日本を世界強豪国へと導いたあのエディ・ジョーンズ監督もオーストラリア出身であり、オーストラリア出身者には数多くの名コーチ・指揮官が存在します。

ニュージーランド

誰もが認めるラグビー王国ニュージーランドでは、ラグビーが上手くなる環境があります。多くのラグビーが上手くなるためのトレーニング・知識が存在し、ラグビーナイズさせることはキウィの伝家の宝刀です。

またそのラグビーに関する情報をニュージーランド人コーチの間でシェアし、強いネットワークを持っていることがニュージーランドラグビーの強さの秘訣と言えるでしょう。

常にラグビーのことを考え、暮らす人々が住むニュージーランドでラグビーをすることはラグビーが上手くなるための最高の環境があるといえます。

 

③施設・自然環境

オーストラリア

スポーツ大国オーストラリアは、世界でも最先端のトレーニング施設を数多く有しております。国民の健康に対する意識も非常に高いことから、あちらこちらにトレーニングをする施設環境があり、カラダ作りが資本であるラグビーをするのには最適です。

またラグビーをするための芝生も徹底管理され、至る所に伸び伸びとラグビーができる芝生が管理されたパブリックの公園があります。ニュージーランドとの違いがここでは一点あり、芝生が土にしっかりと根付いているため、いわゆる固定式スパイクでも練習を行うことが可能です。

また海岸沿いに街が栄えていることが多いため、ゴミ一つ落ちていない砂がきめ細かい綺麗なビーチや圧倒的な景色が綺麗な山や丘も多いため、そういった自然環境のもとトレーニングを行うことも可能であり、心身ともにリフレッシュでき、アスリートには適した環境です。

天候も地域によっては年中通して非常に温暖なところもあり、広大な土地を有しているオーストラリアでは、自分の身体にあった天候・環境を選ぶこともできるのが魅力です。

ニュージーランド

さすがのラグビー王国といったラグビーの施設環境を有しており、至る所に綺麗な芝生とHポールが見受けられます。ただ一つ残念なところがあるとするならば、ニュージーランドの芝生はとても粘土質の土の上に生えているため、固定式のスパイクだとズルズルと滑り、練習になりません。雨が降れば泥んこ塗れになってしまいます。

至る所にラグビークラブがあり、芝生と身体を鍛えるためのトレーニング施設があります。ラグビーを夢見て追い求めるキウィは朝の仕事・学校前にトレーニングをし、仕事・学校後にまたラグビー練習をします。それが当たり前に出るのは環境あってならではで、全国どこにでもラグビーを追い求められる環境が魅力的といえます。

自然環境は最高!綺麗な海や山々があちらこちらに点在し、そんな自然環境のもとのトレーニングは最高!気候に関しては、冬場のシーズン中はとても寒いため、身体のケアはとても重要になります。雨がとても多い地域等もあるため、体調管理には気をつけましょう。

 

④生活環境

オーストラリア

オーストラリアの物価は決して安くありません。その反面、最低賃金も2000円前後と高いためアルバイトをし、工夫をすれば貯金をすることも可能です。稼いだお金は、多くかかってしまった留学費やこれからかかる生活費に充てることもできます。

また広大なオーストラリアには多くの観光地があるため、せっかくの海外生活の旅行費用に充てることも可能です。また多国籍国家であるオーストラリアにはありとあらゆる人種が住んでいるため、日本食レストランも多く食に困ることはありません。日本のものも比較的に手が入りやすく、日本人にとって生活しやすい環境があります。

ニュージーランド

ニュージーランドでは、年々物価が上がっているとされていますが、オーストラリアよりは低いため、オーストラリアより生活費は少し抑えられるかもしれません。しかし最低賃金はオーストラリアより低く設定されているため、アルバイトをし、働くことを前提に考えると、オーストラリアの方が貯金がしやすく、生活がしやすいこともあります。

オークランド以外は、どこの街も比較的にコンパクトで小さいため、のんびりと暮らしたい人に向いているといえるでしょう。

⑤勉強環境(英語学習/専門科目)

オーストラリア

オーストラリアは留学生の受け入れを積極的に行っている国であり、また国土が日本の約20倍もあり広大な土地有するため、その分語学学校も多く存在します。そのほとんどは、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ゴールドコーストなどの主要都市に多く位置しており、とにかく語学学校の数が多いので、個性的で専門的なコースを選ぶことも可能となっております。

大学に進学する場合は、オーストラリアには大学が41校(内国立大39校)あり、海外からの留学生も積極的に受け入れています。

日本に比べると大学数が少なく感じてしまいますが、オーストラリア国立大学 、メルボルン大学 、シドニー大学、クイーンズランド大学、ニューサウスウェールズ大学、モナッシュ大学、西オーストラリア大学、アデレード大学のGroup of 8や私立の少人数制クラスに特化したボンド大学等、高い教育レベルを維持しています。

また専門学校の種類もとても豊富なため、将来を見据えて資格を取得したりすることも可能です。

ニュージーランド

ニュージーランドも教育水準が非常に高い国として世界で知られております。留学生の受け入れ態勢もとても整っているため、環境面に関してもレベルがとても高く、語学学校や専門的な勉強でも高い水準のもと学習が可能です。

大学に進学する場合は、ニュージーランドには大学9校(内8校が国立大)あり、そのほとんどが大学院を持っているため、学習を極めたい場合でも適した環境が整っております。

国の充実したサポートの中、高いレベルの教育を受けることができるため学習を考えるあなたにもお勧めです。

比較のまとめ

結論:オーストラリアラグビー留学がおすすめ?

ラグビー留学といえば、王国ニュージーランド!と考えるあなた、冷静に考えてみましょう。オーストラリアとニュージーランドでは両国間の国民の行き来が自由なため、多くのニュージーランド人がオーストラリアで仕事をしております。

現にオーストラリアのラグビークラブやプロチームにはニュージーランド出身者も多くおり、そんなオーストラリアラグビーは国の多国籍文化同様、多国籍なラグビー文化・指導が混ざり、またフットボール大国ならではのラグビーリーグやオージールールといった異種競技の影響も受けた、非常にクリエイティブなラグビーをすることができます。

またラグビーをする施設環境面、身体のコンディションを整える天候や自然環境面もオーストラリアの方が優れているといえます。

生活環境では、物価はニュージーランドの方が少し安くはなっていますが、アルバイトやお仕事をする場合は、オーストラリアの方が最低賃金も高く、貯金もしやすい環境です。

もちろん王国ニュージーランドのラグビーレベルは非常に高く、世界でも評価され続けていますが、フットボール大国オーストラリアでのラグビー留学も引けを全く取らないぐらい魅力的です。

自分に合ったラグビー留学先の選び方

100人のラグビー留学生がいれば100通りのラグビー留学があります。あなたにあったラグビー留学先が必ず世界のどこかにあり、あなた自身が現在地や目的・目標をしっかりと考えた上、留学先を決めましょう。

ラグビー留学の目的やゴールを設定する

世界には数多くのラグビークラブやアカデミーが存在し、その数だけ多種多様なラグビーレベルが存在します。ラグビー留学でラグビーパフォーマンスをあげプロになりたい、楽しんでラグビーをして外国人の友達を多く作りたい等、ラグビー留学の目的やゴールを明確にし、あなたに合った留学地を選定しましょう。

英語力など成長させたいことを考える

ラグビー以外にも語学力や専門分野、多くの能力を伸ばす可能性がラグビー留学にはあります。語学や学習面に関しては、あなたが正確にあった語学学校を選び、興味のある分野が学べる学校がある場所を選ぶべきです。

自分の趣味や好みを挙げてみる

ラグビー留学をする際、プライベートを充実させることもとても大切です。ラグビーの練習・トレーニングを一日中し続けることは体力的にも不可能なため、自分の趣味や興味のあることを考えそれをできる場所を選び、ストレスを発散できる方法を考えましょう。海が綺麗な街でサーフィンや都会でのカフェ、ショッピング等、海外ラグビー留学には多くの選択肢があります。

留学に使える予算を把握する

ラグビー留学をする場所によって航空券の値段や家賃、物価は大きく異なります。またアルバイトをする場合は、最低賃金も場所によって異なります。学校に通いたい場合は学校によっても費用が大きく異なる場合もあるため、ラグビー留学に使える予算はいくらなのか、しっかりと考えましょう。

ラグビー留学エージェントに問い合わせる

ラグビー留学の目的・目標、ゴール。そして学びたいことや極めたい、楽しみたい趣味…そして使える予算等、ラグビー留学をするには多くの要素を考える必要性があります。人生でたった一度になってしまうかもしれないラグビー留学。その貴重な時間を絶対に無駄にしないためにも、確実にスキル・パワーアップするためにも少しでもわからないことがあれば、ラグビー留学の専門エージェントに問い合わせることをお勧めいたします。


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この記事を書いた人


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Nobu

(株)ディンゴ所属   10歳からラグビーをはじめ、各ユース世代においてトップの実績と経験を誇る。 オーストラリアを始め、イングランド・ニュージーランドといった数多くの海外ラグビー遠征・留学を経験してきた。大学卒業後の2年間、社会人ラグビーを経験し、夢を追いかけるため退社・退団。その後、ウェリントンライオンズアカデミーにてラグビーアスリート教育を受け、夢であった念願のプロラグビー選手に。2019年現役引退後、スポーツエージェント・マネジメントを生業とし、自身の知識と経験を活かした新しいラグビー・スポーツ留学プログラムを世に提供している。
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