IELTSとは? -スコア、テスト内容から受験申込まで-

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オーストラリアで一般的な、非ネイティブのための国際英語能力検定、IELTS(アイエルツ)。学校に入学する際や一部のビザ申請手続きなどに使われるほか、語学学校にあるIELTS対策コースなども身近です。学校の種別ごとのIELTSの必要スコアやテストの種類、テスト内容やオーストラリアと日本での受験申込の方法などを解説します。

IELTSとは

IELTS(International English Language Testing System)は英語能力試験の1つで、日本ではTOEICやTOEFLよりマイナーなイメージですが、世界の英語圏では非常にメジャーな試験です。

オーストラリアやカナダ、ニュージーランド、イギリスなどの英語圏では、外国人が移住や就学・就職を希望する場合に、手続きの一環としてIELTSのスコア(得点)を証明する書類を提出することが求められています。

IELTSの種類と必要スキル

IELTSには、異なる2種類のテストがあります。

  • IELTS Academic
    (アカデミック)
    英語圏で大学などの高等教育機関に留学する際、アカデミックのIELTSスコアが入学許可の判断で重視される。
  • IELTS General Training
    (ジェネラル・トレーニング)
    英語圏での就職や永住の際は、ジェネラル・トレーニングのIELTSスコアの証明が必要となることがある。

アカデミックとジェネラル・トレーニングは、テストの難易度や内容が異なります。自分が何の目的のためにIELTSを受験するか、どちらの種類を受験すれば良いか、勉強を始める前にしっかり確認しましょう。

4つの英語スキル

TOEICが主にリスニング(聞き取り)とリーディング(読解)の能力を測る試験であるのに対し、IELTSは日常で実際に英語を使うために必要な4つのスキルのバランスを重視した出題方式になっています。

  • Listening
    (リスニング/聞き取りの能力)
  • Reading
    (リーディング/文章の読解能力)
  • Speaking
    (スピーキング/会話をする能力)
  • Writing
    (ライティング/文章作成の能力)

IELTSはどれか1つのスキルが得意なだけでは英語力の証明になりにくいという特徴があり、バランスの取れた勉強やテスト対策が必要です。

目的別の必要スコア

IELTSの各スキルは1〜9まで、0.5刻みの得点方法で採点されます。複数回受験したとしても、1回の受験で得たスコアを1枚の証明書として学校の入学手続きなどに利用するため、4スキル同時に十分なスコアを取る必要があります

就学に必要なIELTSスコア

オーストラリアへの留学を希望する人は、教育機関の種類によって、必要とされるスコアが決められていることを覚えておきましょう。スコアには、各スキルごとのスコアの他に、平均点(overall band score)があり、各教育機関で求められる平均点は以下の通りです。

  • TAFE:5.5点以上
  • 大学:6.0点以上
  • 大学院:6.5点以上

    ※2018年2月現在の情報。

ただし専攻などにより必要なIELTSスコアが異なる場合もあり、医療系などの専門分野でも高スコアが求められる傾向があります。各学校のウェブサイトや留学エージェントなどを通して確認しましょう。

また、大学や大学院の場合、上記の平均点を満たしていても各項目のスコアが6.0以下の場合は、入学許可が下りにくいといわれています。

ビザ申請に必要なIELTSスコア

就学のための学生ビザのほか、労働、永住などの目的でオーストラリアに滞在する人も専用のビザが必要です。一部のビザ申請には、IELTSスコアの証明が必須となっています。

必要なIELTSスコアはビザの種類によって異なりますが、各スキルで5.0〜6.0以上のスコアが一般的です。以下は、IELTSスコアが申請要件に含まれるビザの一例です。

こうしたビザの種類や申請要件はオーストラリア連邦政府による法改正などで毎年のように変更があります。必要なIELTSスコアやビザの種類は、エージェントなどにこまめに確認しましょう。

IELTSスコアの有効期限

IELTSスコアには有効期限があります。基本的には、受験から2年以内のスコアが有効とされていますが、教育機関などの提出先によって異なるため、その都度確認が必要です。

試験項目と内容

IELTSの出題方法は各スキルごとに異なります。テスト時間が長く設問も多いため、採点基準や出題傾向などを知り、あらかじめテスト対策をしておくことが重要です。TOEICと異なり、マークシート方式ではありません。

リスニング(40分、40問)

  • 会場のスピーカーで流される音声を聞き、筆記で回答。音声には世界中のアクセントの英語が使用される。
  • 選択問題や穴埋め問題などで構成される。

 

リーディング(60分、40問)

  • 用意された複数の文章を読んで、内容を理解し、筆記で設問に答える方式。
  • アカデミックの難易度はジェネラル・トレーニングより高く設定されており、より高度な語彙力や読解力を要する問題が使用される。

 

ライティング(60分、タスク2つ)

  • タスク1(約20分、150ワード以上)。アカデミックは説明文、ジェネラル・トレーニングは手紙文が出題される。
  • タスク2(約40分、250ワード以上)。論理的なエッセイが要求される。
  • いずれのタスクでも、内容の一貫性と整合性、語彙力、文章構成と文法と正確さが評価対象。

 

スピーキング(約11〜14分)

  • 試験官と1対1での対面試験で、着席後の挨拶も評価対象。
  • 用意された複数の質問に回答し、流暢さと内容の一貫性、語彙力、文法と正確性、発音が評価されry。
  • テスト内容は録音され、他の試験官も客観的に採点する。

申し込みと受験方法

IELTSは日本とオーストラリアを含む140の国・地域で受験可能です。月に約2回実施される試験では世界共通の問題が用意され、同日に受験します。

オーストラリアでの申し込み・受験方法

オーストラリア国内だけでも51カ所の試験会場があり、各州で受験可能です。

受験料:330ドル

海外での試験会場や日程、申し込み方法は IELTS公式ウェブサイトを参照。

日本での申し込み・受験方法

日本では東京・大阪・神戸などの14都市で受験可能です。

受験料:25,380円

その他のIELTSに関する詳しい情報は日本英語検定協会のウェブサイトを確認しましょう。申し込みは 「お申し込み」ページから可能です。

どこの会場でも、当日必要な持ち物はパスポート(原本)と筆記用具 (黒鉛筆と消しゴム。キャップなどカバーは外す)など決められています。会場にペットボトルの水を持ち込む際はラベルを剥がすなど厳しい制限が設けられています。当日慌てずに落ち着いて受験に臨めるよう、しっかり確認しておきましょう。

当ページに記載のビザ情報や料金などは2018年2月現在のものです。

 

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